ヨルダン境界検問所で銃撃事件、イスラエル人3人死亡
イスラエルが占領しているヨルダン川西岸とヨルダンの境界にある検問所で9月8日、武装した男1人による銃撃でイスラエル人3人が死亡し、この男はイスラエルの治安部隊が射殺した。発砲があったアレンビー橋(キングフセイン橋)の検問所で撮影(2024年 ロイター/Ammar Awad)
イスラエルが占領しているヨルダン川西岸とヨルダンの境界にある検問所で8日、武装した男1人による銃撃でイスラエル人3人が死亡し、この男はイスラエルの治安部隊が射殺した。イスラエル当局が明らかにした。
発砲があったのはアレンビー橋(キングフセイン橋)の検問所で、エルサレムとヨルダン首都アンマンの中間地点に当たる両国にとって重要な交通路の1つ。男は39歳のトラック運転手で、ヨルダン内務省が同国南部のマアーン県に住む人物と特定した。
イスラエル軍は「テロリストがヨルダン側からトラックでアレンビー橋に接近し、トラックを降りて橋で発砲した。治安部隊がテロリストを殺害したが、イスラエルの民間人3人が亡くなった」とコメントした。
3人は橋の検問所で作業をしていた労働者で、至近距離から銃撃されたとみられている。
パレスチナ自治区ガザでの戦闘が続き、多数のパレスチナ人が死亡する中で、ヨルダン国内では反イスラエル感情が高まっている。