最新記事
ランキング

世界「生活の質」ランキング、上位は常連の欧州諸国...アジア地域トップと、日本の順位は?

2023年7月7日(金)18時34分
モニカ・アガルワル
都会のプールに入る女性

Lifestyle Travel Photo/Shutterstock

<社会の安定度や環境などで算出した「クオリティ・オブ・ライフ・インデックス」で今年上半期でトップになったのはルクセンブルク>

政治や経済は安定しているか、自然環境は豊富か、個人の権利は尊重されているか、雇用、医療、教育、住宅などの提供は十分か......。こうした項目はそれぞれ、人々の「生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)」を左右する重要な要因だ。

■【画像】「生活の質」が最も高い国は? 日本の順位は? トップ20ランキング

世界各国・各都市の情報に関するデータベースNumbeoの「生活の質インデックス」は、購買力・医療・治安・生活費・公害・気候・不動産価格の年収倍率、通勤時間という8つの項目をもとに各国の「生活の質」を数値化したもの。これによれば、2023年上半期でトップになったのはルクセンブルクだった。以下、オランダ、アイスランド、デンマークと、こうしたランキングで上位常連である欧州の国々が並ぶ。

北欧をはじめとする欧州諸国は生活の質や人々の幸福度が高いことで知られ、国連開発計画の「人間開発指数」でも、これらの国々の大半がトップ10入りしている。昨年はスイスが人間開発指数でトップに立った。

一方、ヨーロッパ以外で上位にランクインした国々に目を向けると、その最上位はオマーンの7位だった。それに続いたのが、13位の日本。アメリカは16位だった。

sdgsaward_lp_bnr500.bmp


SDGs
使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが「竹建築」の可能性に挑む理由
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、ウォルツ大統領補佐官解任し国連大使に指

ビジネス

米マスターカード、1─3月期増収確保 トランプ関税

ワールド

イラン産石油購入者に「二次的制裁」、トランプ氏が警

ワールド

トランプ氏、2日に26年度予算公表=報道
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 2
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ウクライナ戦争は終わらない──ロシアを動かす「100年…
  • 5
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 6
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
  • 7
    悲しみは時間薬だし、幸せは自分次第だから切り替え…
  • 8
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 9
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 10
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に…
  • 7
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 8
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    クレオパトラの墓をついに発見? 発掘調査を率いた…
  • 10
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中