最新記事

ウクライナ情勢

親ウクライナのロシア人武装集団、ロシア領への越境作戦中に複数のロシア兵を捕虜に

2023年6月5日(月)11時18分
親ウクライナの「ロシア義勇軍団」のメンバー

親ウクライナを標ぼうするロシア人のパルチザン部隊「ロシア義勇軍団(訂正)」は4日、ロシア領への越境作戦中に複数のロシア兵を捕虜にしたと明らかにした。写真は「ロシア義勇軍団」のメンバーら。ウクライナにあるロシアとの国境近くで5月24日撮影(2023年 ロイター/Viacheslav Ratynskyi)

親ウクライナを標ぼうするロシア人のパルチザン部隊「ロシア義勇軍団」は4日、ロシア領への越境作戦中に複数のロシア兵を捕虜にしたと明らかにした。

ロシア義勇軍団が通信アプリのテレグラムに投稿した動画には、捕虜になったとみられる十数人のロシア兵が登場し、2人は病院のベッドに横たわっている。別の親ウクライナのロシア人武装集団「自由ロシア軍」もテレグラムに同じ内容の動画を投稿した。

ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ州知事は、兵士がまだ生きているのであればロシア義勇軍団と会談すると合意していた。ただ軍団メンバーの1人は動画で、グラトコフ氏は指定した場所に姿を見せなかったと述べた。

このメンバーは「われわれは既にロシア兵の処遇を決めている。彼らはウクライナ側に移送されるだろう」と説明した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


ソニーのブラビアが30%オフ【アマゾン タイムセール(10月4日)】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

台湾総統選、中国に「多様な干渉手段」 国家安全局長

ビジネス

午後3時のドルは149円前半で小動き、介入警戒感で

ワールド

ウクライナの農産物輸出、9月は前月比10%減の21

ビジネス

需給ギャップ、4―6月期は-0.07% プラス転換

今、あなたにオススメ

MAGAZINE

特集:2023年の大谷翔平

特集:2023年の大谷翔平

2023年10月10日/2023年10月17日号(10/ 3発売)

WBCは劇的優勝、ケガで無念の離脱、そして日本人初本塁打王へ。激動の大谷イヤーを現地発の記事と写真で振り返る

メールマガジンのご登録はこちらから。

人気ランキング

  • 1

    【独自】祝ホームラン王!「最強の戦友」マイク・トラウトに聞く、大谷翔平の素顔

  • 2

    複数のドローンがロシア西部「ミサイル工場」を攻撃、その閃光と爆音を捉えた映像

  • 3

    メドベージェフが発した核より現実的で恐しい戦線拡大の脅し

  • 4

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 5

    ウクライナ軍の捕虜になったロシア軍少佐...取り調べ…

  • 6

    ロシア軍スホーイ戦闘機など4機ほぼ同時に「撃墜」され…

  • 7

    中国不動産バブル崩壊で地方役人は戦々恐々

  • 8

    中国・秦剛前外相の失脚は本当に女性関係のせいだっ…

  • 9

    処理水批判の中国から日本に観光客は来て...いる? …

  • 10

    台湾初「国産潜水艦」がついに進水...中国への抑止力…

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    【独自】祝ホームラン王!「最強の戦友」マイク・トラウトに聞く、大谷翔平の素顔

  • 3

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗組員全員死亡説も

  • 4

    ウクライナ軍の捕虜になったロシア軍少佐...取り調べ…

  • 5

    本物のプーチンなら「あり得ない」仕草......ビデオ…

  • 6

    エリザベス女王も大絶賛した、キャサリン妃の「美髪…

  • 7

    ワグネル傭兵が搭乗か? マリの空港で大型輸送機が…

  • 8

    複数のドローンがロシア西部「ミサイル工場」を攻撃…

  • 9

    NATO加盟を断念すれば領土はウクライナに返す──ロシ…

  • 10

    ロシア軍スホーイ戦闘機など4機ほぼ同時に「撃墜」され…

  • 1

    黒海艦隊「提督」の軽過ぎた「戦死」の裏に何があったのか

  • 2

    イーロン・マスクからスターリンクを買収することに決めました(パックン)

  • 3

    【独自】祝ホームラン王!「最強の戦友」マイク・トラウトに聞く、大谷翔平の素顔

  • 4

    中国の原子力潜水艦が台湾海峡で「重大事故」? 乗…

  • 5

    コンプライアンス専門家が読み解く、ジャニーズ事務…

  • 6

    「児童ポルノだ」「未成年なのに」 韓国の大人気女性…

  • 7

    <動画>ウクライナのために戦うアメリカ人志願兵部…

  • 8

    「これが現代の戦争だ」 数千ドルのドローンが、ロシ…

  • 9

    「この国の恥だ!」 インドで暴徒が女性を裸にし、街…

  • 10

    ウクライナ軍の捕虜になったロシア軍少佐...取り調べ…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中