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イラン、新型弾道ミサイル「ハイバル」発射実験に成功 射程2000キロでイスラエルと米国の基地が射程内に

2023年5月26日(金)10時27分
イランの新型弾道ミサイル「ハイバル」

イラン国営メディアは25日、射程距離2000キロメートルの新型弾道ミサイルの発射実験に成功したと報じた。イスラエルと米国の基地が射程内に収まるとしている。写真はイランが公開した射程距離2000キロメートルの新型弾道ミサイル「ハイバル」(2023年 ロイター/WANA (West Asia News Agency) via REUTERS)

イラン国営メディアは25日、射程距離2000キロメートルの新型弾道ミサイルの発射実験に成功したと報じた。イスラエルと米国の基地が射程内に収まるとしている。

国営イラン通信(IRNA)によると、このミサイルは液体燃料型で、イスラム教の初期にイスラム戦士が制圧したユダヤ人の城にちなんで「ハイバル」と名付けられた。

国営テレビによると、同ミサイルは1500キログラムの弾頭の搭載が可能な弾道ミサイル「ホラムシャハル4」の改良型。国営テレビは新型ミサイルの発射とする数秒間の映像を放映した。

イランは「防衛的」ミサイル計画をさらに発展させると表明。アシュティアーニ国防相は「敵対国に対するメッセージはイランは自国とその成果を守るということだ。友好国に対してはイランは地域の安定に貢献するというメッセージを発する」と述べた。

イスラエル軍の報道官は、軍はこうした事案についてコメントしないとしている。

米国務省のミラー報道官は、イランによる弾道ミサイル開発は地域および国際安全保障に深刻な脅威をもたらすという認識を示した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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クリミア

クリミア大橋から煙? 動画が出回るも「演習している」とロシア任命のクリミア首長

2023年5月25日(木)21時30分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
クリミア大橋

開通当初のクリミア大橋(2018年5月) Pavel Rebrov-REUTERS

<「演習」の詳細は謎のまま>

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クリミア

【動画】クリミア大橋から立ち上る黒煙

2023年5月25日(木)19時15分
クリミア大橋

開通当初のクリミア大橋(2018年5月) Pavel Rebrov-REUTERS

<24日朝、ロシア本土とクリミア半島を結ぶ要衝・クリミア大橋(ケルチ海峡大橋)から煙が上がっている様子がケルチ市の各所で目撃され、写真や動画がソーシャルメディア上に出回っている>

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ワグネル

ロシアはウクライナを武装解除するつもりで先進兵器大国にしてしまった──ワグネル創設者

Wagner Group chief admits Ukraine war has completely backfired

2023年5月25日(木)18時06分
イザベル・ファン・ブリューゲン

ワグネルはバフムトからの撤収し、ロシア軍と交代すると発表するプリゴジン (5月25日、ウクライナ東部バフムト) Press service of "Concord"/REUTERS

<武装解除の名目で開始した特別軍事作戦なのに裏目に出た、とプリゴジンがインタビューで上層部批判>

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欧州

「ウクライナ、戦争中はNATO加盟はできない」=ストルテンベルグ事務総長

2023年5月25日(木)11時59分
NATOのストルテンベルグ事務総長

NATOのストルテンベルグ事務総長は、戦争が続いている限り、ウクライナはNATOに加盟することができないと述べた。4月21日、ドイツのラムシュタイン空軍基地で撮影(2023年 ロイター/Heiko Becker/File Photo)

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は24日、戦争が続いている限り、ウクライナはNATOに加盟することができないと述べた。

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戦闘機

F-16がロシアをビビらせる2つの理由──元英空軍司令官

Russia Will Be 'Nervous' Over F-16s for Two Reasons: Retired Air Marshal

2023年5月23日(火)19時21分
エリー・クック

F-16は戦いの土俵そのものを変えてしまう? TV5MONDE/YouTube

<F-16戦闘機に最先端兵器がついてくるだろうことはもちろん、F-16が将来配備されるだろうと思うだけでこれまでのロシアの軍事計画すべてが狂い、それがロシアを削って敗北させる>

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