10. サガダのつるされた棺

エコーバレー(フィリピン)

211109P58_MAP_01.jpg
RWEISSWALD/ISTOCK

ルソン島北部の山岳地帯に位置する村サガダ。ここに暮らす少数民族イゴロットは長年、松材の棺(ひつぎ)に遺体を納めて断崖につるす伝統を守ってきた。生前に自分の棺を作るのが彼らの習わしだった。高所につるすのは野生動物が遺体を損傷しないため、また水害などで遺体が腐るのを防ぐためだが、死者の霊魂が祖先の待つ天界に旅しやすいようにとの思いも込められていた。

ウェイバリー墓地
【関連記事】