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コロナのロックダウン下でテロは減ったのか──ユーロポール報告書

2021年6月29日(火)21時05分
ニューズウィーク日本版編集部
街を警備する仏パリの警官隊

街を警備する仏パリの警官隊 CHARLES PLATIAUーREUTERS

<新型コロナウイルスの感染防止のため多くの国でロックダウンが実施され、町から人影が消えた欧州だが......>

欧州警察機関(ユーロポール)が発表した最新版の『EUテロ状況報告書』で、興味深い事実が明らかになった。

2020年はコロナ禍により多くの国でロックダウン(都市封鎖)が実施された結果、ヨーロッパ(イギリスを含む)では、テロ活動による逮捕者数が前年より4割近く減ったものの、テロ事件そのものは119件と変わらなかったのだ。「コロナ禍のなか、インターネットで過激思想とりわけ極右テロにはまる人が増えた」とイルバ・ヨハンソン欧州委員(内務担当)は語る。

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