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サイバー攻撃

サービス業化するハッカー集団──ダークサイドの取り分は身代金次第

2021年5月24日(月)16時15分
ニューズウィーク日本版編集部
ハッカー

DIMITRIS66/ISTOCK

ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によって米パイプライン最大手コロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受けた事件で、同社がハッカー集団ダークサイドに対して440万ドルをビットコインで支払ったことが明らかになった。

暗号資産(仮想通貨)調査会社エリプティックによると、コロニアルを含む被害者の47%がダークサイドに合計9000万ドル超を支払っている。

ダークサイドは「開発者」としてハッキングツールを外部の「パートナー」に提供し、ハッカー攻撃を委ねる「サービス」を提供しており、得られた金額に応じてダークサイドが報酬を受け取る仕組みだという。

440万ドル

コロニアルがダークサイドに支払った金額

9000万ドル超

被害者の47%がダークサイドに支払った総額

25%

身代金50万ドル以下の場合のダークサイドの報酬取り分。500万ドル以上の場合は10%に

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