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感染症対策ファイザー、年内のコロナワクチン生産目標を半減 供給網の課題が一因
米ファイザーが新型コロナウイルスワクチンの年内の生産目標を引き下げた背景には供給網を巡る課題があったことが明らかになった。写真はファイザーのロゴとワクチンのイメージ。10月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)
米ファイザーが新型コロナウイルスワクチンの年内の生産目標を引き下げた背景には供給網を巡る課題があったことが、同社の広報担当者の話で明らかになった。
ファイザーはここ数週間に、年内のコロナワクチン生産は5000万回投与分になるとの見通しを示した。従来は1億回分の生産を目指していた。同社のワクチンは2回の投与が必要なため、5000万回の投与は2500万人分。
同社の広報担当は「原料の供給網を拡充するのに予想よりも時間がかかった」と明らかにした。また、臨床試験の結果が想定よりも遅く出たことも生産見通しを引き下げた理由だとした。
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さらに、同社の生産ラインの改良が完了し、ワクチンの最終製品の生産を急ピッチで進めていると述べた。
生産目標引き下げの要因については米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じていた。同紙によると、ファイザーのワクチン開発に直接関わる関係者は調達した原料の「初期の数回分が基準を満たさなかった」ため、生産の遅れにつながったと述べた。
ファイザーは11月にコロナワクチンの緊急使用許可を米食品医薬品局(FDA)に申請した。米当局者らは月内に許可が下りるとの見方を示している。米政府はFDAから初のワクチン緊急使用許可が下り次第、まず640万回分を全米に配送する計画だ。
英当局は既にファイザーが独ビオンテックと共同開発した新型コロナワクチンの緊急使用を承認した。
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