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感染症対策

レムデシビル、コロナ患者の死亡率や入院期間に効果なし=WHO調査

2020年10月16日(金)10時04分

WHOが実施した臨床試験で、米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」が、新型コロナウイルス感染症の治療で入院期間や死亡率にほとんど影響を与えなかったことが分かった。FTが15日に報じた。写真はギリアドのロゴ。米カリフォルニア州オーシャンサイドで4月撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)

世界保健機関(WHO)が実施した臨床試験(治験)で、米バイオ医薬品メーカー、ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」が、新型コロナウイルス感染症の治療で入院期間や死亡率にほとんど影響を与えなかったことが分かった。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が15日に報じた。

レムデシビルは、トランプ米大統領が最近新型コロナに感染した際にも投与されていた。

WHOは、1万1266人の入院患者を対象に、レムデシビル、ヒドロキシクロロキン、ロピナビル/リトナビル、およびインターフェロンの効果を調べた。

FTが入手した治験資料によると、これら全ての医薬品は死亡率に大きな影響を及ぼしたり、人工呼吸器の使用率を低下させることはなかった。また、入院期間にもほとんど影響を与えなかったという。

WHOはFTの報道について、治験結果はまだ公表されていないとしてコメントを控えた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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