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2020米大統領選

アメリカ大統領選、激戦州フロリダで期日前投票開始 支持率ほぼ拮抗

2020年10月20日(火)10時50分

米大統領選で激戦が予想されるフロリダ州で19日、期日前投票が始まった。州内各地に設置された投票所前には数百人の有権者が列を作った。写真は同州イーストタンパで郵便投票をする市民、8月撮影(2020年 ロイター/OCTAVIO JONES)

米大統領選で激戦が予想されるフロリダ州で19日、期日前投票が始まった。州内各地に設置された投票所前には数百人の有権者が列を作った。

ロイター/イプソスがフロリダ州で7─14日に実施した調査によると、バイデン氏の支持率は49%、トランプ氏が47%と、ほぼ互角の戦いとなっている。

再選を目指すトランプ大統領はこの日、別の激戦州アリゾナ州を訪問。訪問前に行った選対との電話会議で「われわれは勝利する」と言明し、職員らを鼓舞した。

民主党のバイデン大統領候補はこの日、地元デラウェア州ウィルミントンでCBS「60ミニッツ」のインタビューを収録。25日に放映される。ハリス副大統領候補はフロリダ州オーランドとジャクソンビルに向かい、期日前投票を呼び掛ける。

前日には、トランプ大統領とバイデン氏がそれぞれ激戦州のネバダ州とノースカロライナ州で集会を開催した。

フロリダ大学の試算によると、これまでに44州と首都ワシントンDCで2960万人超が郵便投票もしくは期日前投票を済ませた。

また、ロイター/イプソスが19日発表した激戦州での支持率調査によると、ペンシルべニア州ではバイデン氏の支持率が49%、トランプ大統領が45%となり、トランプ氏が前回調査の51%対44%から差を縮めた。

ウィスコンシン州ではバイデン氏が51%、トランプ大統領が43%。前回調査は51%対44%だった。

アリゾナ、ミシガン、ノースカロライナ各州でも、バイデン氏がリードを維持している。

*内容を追加しました。



[ロイター]


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