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「雨傘運動」主導した民主派の羅冠聡、香港離れる  

2020年7月3日(金)09時55分

香港民主派による2014年の大規模デモ「雨傘運動」を主導した羅冠聡(ネイサン・ロー)氏(写真左)は、フェイスブックへの投稿で香港を離れたことを明らかにした。写真右は黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏。香港で6月撮影(2020年 ロイター/Tyrone Siu)

香港民主派による2014年の大規模デモ「雨傘運動」を主導した羅冠聡(ネイサン・ロー)氏は2日、フェイスブックへの投稿で香港を離れたことを明らかにした。

羅氏は「既に香港を離れた」と明かし、今後は国際社会を舞台にして情報発信をしていくと説明した。

「様々なリスクを踏まえると、どこにいるかや今の状況を明かすべきではないと思う」としており、渡航先は不明。

羅氏は30日に「香港国家安全維持法」が成立した直後、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏や周庭(アグネス・チョウ)氏とともに、政治団体「デモシスト(香港衆志)」からの脱退を表明した。

羅氏は黄之鋒氏らと、雨傘運動で主導的な役割を果たした。

[ロイター]


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