最新記事

感染症対策

トランプ、CDCやファウチ所長への批判強める コロナ対応巡り

2020年7月14日(火)10時34分

トランプ米大統領は13日、新型コロナウイルスのパンデミックへの対応を巡り、米疾病対策センター(CDC)や米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長(左)を批判する姿勢を強めた。ホワイトハウスで4月撮影(2020年 ロイター/CARLOS BARRIA)

トランプ米大統領は13日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応を巡り、米疾病対策センター(CDC)や米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長を批判する姿勢を強めた。

クイズ番組の元司会者、チャック・ウールリー氏が12日夜、CDCやメディア、民主党議員、医師などの大半が新型コロナ感染症を巡り「うそをついている」とツイッターに投稿。トランプ氏は13日にこの投稿をリツイートした。

さらにウールリー氏が共同で司会を務めるポッドキャストが4月に投稿した「ファウチ氏と民主党議員によれば、買い物に行く際に身分証が必要になる」とのコメントをリツイートした。ファウチ氏は将来的な免疫証明書の発行について言及していた。

ホワイトハウスはこの日、ファウチ氏は新型コロナ感染症の治療法とワクチンの開発で重要な役割を果たしているとし、現在も引き続きペンス副大統領が率いる新型コロナ対策本部の一員であると発表した。

ただ、CDCがうそをついているとトランプ氏が信じているかという質問には応じなかった。

一部報道によると、ホワイトハウスは週末にパンデミック初期時のファウチ氏の発言リストを配布。感染症に関する理解が進むに連れ、同氏の発言が誤りだったことが判明したという。

ペンス副大統領はこの日、新型コロナに関するテレビ会議を開催する。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

東証、ニデックを特別注意銘柄に28日指定 内部管理

ビジネス

HSBC、第3四半期に引当金11億ドル計上へ マド

ビジネス

日本国債の大規模入れ替え計画せず、金利上昇で含み損

ビジネス

米FRB議長人事、年内に決定する可能性=トランプ大
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水の支配」の日本で起こっていること
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 5
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 6
    「平均47秒」ヒトの集中力は過去20年で半減以下にな…
  • 7
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 8
    1700年続く発酵の知恵...秋バテに効く「あの飲み物」…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    【テイラー・スウィフト】薄着なのに...黒タンクトッ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中