最新記事

コロナ禍の世界

コンドームメーカー、コロナで受難

2020年5月8日(金)15時50分
松丸さとみ

3月には最大手メーカーが世界的なコンドーム不足の警告も

ガーディアンによるとレキットベンキーザーは、ロックダウンが解除されれば、コンドームの売り上げは通常通りに戻ると予測している。そのため、生産を縮小する予定はないという。ロックダウンがすでに解除されている中国では、コンドームの売り上げはすでにコロナ危機前の水準に回復したとナラシムハン氏は説明しているという。

とはいえ、デュレックスのOEMメーカーでもある世界最大のコンドームメーカー、カレックスは3月、新型コロナウイルスの影響から工場が操業停止に追い込まれたため、世界でコンドーム不足になると警告していた。

マレーシアに拠点を置くカレックスは、同国内に3つの工場がある。しかし同国では3月18日に活動制限令が出され、インフラを除く企業活動が制限された。

3月27日付のロイター通信は、27日にカレックスの工場再開の許可が出されたが、この間、3つの工場ではまったく生産できず、コンドーム1億個の生産減だったとしている。同社のコンドームはデュレックスのブランド名で市販されている他、英国の国営医療制度である国民保健センター(NHS)や国連のプログラムなどで配布されている。

3月下旬の時点で、デュレックスの広報担当者はロイター通信に対し、コンドーム不足は特に起きていないと話したという。一方でカレックスのゴー・ミア・キアットCEOは、アフリカでの人道プログラムではコンドーム不足が数カ月に及ぶ可能性があるとして、懸念を示していた。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

欧州経済、「新しい国際秩序出現」で深い見直し必要=

ビジネス

三菱自、岸浦氏が4月1日付で社長に 加藤社長は会長

ビジネス

英CPI上昇率、12月は前年比+3.4%に加速 予

ビジネス

アングル:対ドル以外で進む円安、人民元高やグリーン
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」の写真がSNSで話題に、見分け方「ABCDEルール」とは?
  • 2
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 3
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で国境問題が再燃
  • 4
    「耳の中に何かいる...」海で男性の耳に「まさかの生…
  • 5
    「死ぬところだった...」旅行先で現地の子供に「超危…
  • 6
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 7
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 8
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 9
    飛行機よりラク? ソウル〜釜山「110分」へ――韓国が…
  • 10
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 3
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試掘の重要性 日本発の希少資源採取技術は他にも
  • 4
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 8
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 9
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 10
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中