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セリエA、練習再開後のコロナウイルス検査キット寄付へ サッカー界への批判かわす狙い

2020年4月26日(日)11時55分

サッカーのイタリア・セリエAは、シーズン再開に向けて練習を始めた後、使用した新型コロナウイルスの検査キット1つに対し、5つを寄付するという。写真はイタリア・サッカー連盟のガブリエレ・グラビナ会長。ローマで2019年11月撮影(2020年 ロイター/Remo Casilli)

サッカーのイタリア・セリエAは、シーズン再開に向けて練習を始めた後、使用した新型コロナウイルスの検査キット1つに対し、5つを寄付するという。イタリアのコリエレ・デロ・スポルト紙が25日、報じた。

報道によると、イタリア・サッカー連盟(FIGC)は複数の案を含めた提案書を政府に送付したという。練習を再開できるかどうかに関する最終判断は政府が下す。

寄付が実施されれば、検査キットのように医療の現場で必要とされている物資をサッカー界が奪っているのでは、との批判が減るかもしれない。

FIGCは5月中の練習再開を希望しているが、政府は22日の時点では、まだ日程は決められないとの見方を示していた。

[ローマ ロイター]


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