最新記事

英保守党

ジョンソンの選挙公約には移民規制がてんこ盛り

2019年11月27日(水)19時00分
シャンタル・ダシルバ

移民排斥にまっしぐらのジョンソン FRANK AUGSTEIN-POOL-REUTERS

<12日に実施される総選挙の公約に、移民への公的扶助の受給条件の厳格化など多くの移民規制を盛り込んだ英保守党>

ボリス・ジョンソン英首相は移民規制に本気のようだ。

与党・保守党は12月12日に行われる総選挙の公約として、移民が支払う国民保健サービス(NHS)利用料を1人当たり625ポンドに引き上げると発表した。現行制度ではEU市民には支払いが免除されているところ、公約ではEU市民にも等しく625ポンドを課すという。

イギリスのEU離脱を見据えた動きだが、現状はEU圏外からの移民の支払いは400ポンドであるため、移民全般に対して大幅な値上げとなる。ジョンソンは「国民はNHSを利用するため、巨額のカネを払っている。国内に住む全員がそうするのが公平だ」と地元紙に語った。

公約には、就労目的の移民はあらかじめ職が決まっていないと入国を認めないことや(高度な技術を持つ科学者や起業家など例外を除く)、移民の公的扶助の受給条件を厳格化することも含まれている。

こうした姿勢に、総選挙で国民はどのような審判を下すのだろうか。

<本誌2019年12月3日号掲載>

【参考記事】EUトゥスク大統領「ブレグジット後の英国は『二流国』に転落する」
【参考記事】「奥さんの胸はもっと大きくなる」ボリス・ジョンソン英首相迷言集

20191203issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

12月3日号(11月26日発売)は「香港のこれから」特集。デモ隊、香港政府、中国はどう動くか――。抵抗が沈静化しても「終わらない」理由とは? また、日本メディアではあまり報じられないデモ参加者の「本音」を香港人写真家・ジャーナリストが描きます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米自動車販売、第1四半期はGMとトヨタが前年比減 

ワールド

スターマー英首相、欧州との連携強化訴え イラン戦争

ビジネス

米石油製品輸出、3月は集計開始後で最高 中東産原油

ビジネス

インテル、アイルランド工場持ち分49%をアポロから
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経済政策と石油危機が奏でる「最悪なハーモニー」
  • 3
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    北京に代わる新都市構想は絵に描いた餅のまま...大幅…
  • 6
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 7
    カンヌ映画祭最高賞『シンプル・アクシデント』独占…
  • 8
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 9
    「え、なんで?」フライト中に操縦席の窓が覆われて…
  • 10
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 10
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中