最新記事

中国

春節の中国 ハンドバッグとX線検査機の中へ入る女性の意図は?

2018年2月21日(水)18時00分
松岡由希子

ハンドバッグと一緒にX線検査機の中へ入った女性 PearVideo-Facebook

<春節の帰省ラッシュで混雑する中国広東省の東莞駅で、保安検査員たちを驚愕させるシルエットが検査装置のモニターに表示される"珍事"が発生した>

X線検査機に荷物を通過させ、危険物などが入っていないかチェックする手荷物検査は、世界各地の空港のほか、イギリスとヨーロッパ大陸を結ぶ国際列車のユーロスター、中国の高速鉄道や地下鉄など、鉄道駅の一部でもすでに導入されている。保安検査員は、日々、検査装置のモニターを通じて、ベルトコンベアで運ばれてくる大量の手荷物を目視でチェックしている。

保安検査員たちを驚愕させた"珍事"

2月11日、春節(旧正月)シーズンの帰省ラッシュで混雑する中国広東省の東莞駅では、保安検査員たちを驚愕させるシルエットが検査装置のモニターに表示される"珍事"が発生した。

一連の様子は、中国の動画サイト「梨視頻」を通じて中国内外に広く拡散され、話題となっている。

そのシルエットの正体は、なんと中国人女性。モニターには、頭蓋骨や足、腕など、骨や内蔵までもがはっきりと映し出されている。

ハンドバッグの貴重品の盗難を心配して

乗車前の保安検査で手荷物を検査装置に通すよう指示されたこの女性は、その中に入った貴重品の盗難を心配し、ハイヒールを履いたまま、手荷物のハンドバッグととともにベルトコンベアに飛び乗り、そのまま検査装置を通過していったという。

X線検査装置の通過によるこの女性への健康影響はみとめられなかったものの、東莞市の鉄道警察は、香港の日刊英字新聞「南華早報」の取材に対し、「単なる珍事として軽々しく扱うべきものではない」と述べ、このような危険な行動を厳に慎むよう乗客に呼びかけている。

日本でも、2020年東京オリンピックなどを控え、鉄道や航空機、バスといった公共交通機関においてもセキュリティ強化への対策が推進されているが、このような"珍事"をもある程度想定した上で、人々の安全と安心を確保する体制づくりが望まれそうだ。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

ECB、2月理事会でインフレ下振れ予想 金融政策は

ビジネス

ECB、政策「会合ごとに判断」 中東緊迫化でも既定

ワールド

欧州各国、安全確保やキプロス保護へ海軍派遣 イラン

ビジネス

米1月輸入物価、0.2%上昇 エネルギー安を資本財
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで続くのか
  • 2
    「え、履いてない?」モルディブ行きの飛行機で撮影された、パイロットの「まさかの姿」にSNS爆笑
  • 3
    「ハリポタ俳優で終わりたくない」...ハリー・メリングが新作『ピリオン』で見せた「別人級」の変身
  • 4
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 5
    「イランはどこ?」2000人のアメリカ人が指差した場…
  • 6
    対イラン攻撃に巻き込まれ、湾岸諸国が存立危機
  • 7
    「巨大な水柱に飲み込まれる...」米海軍がインド洋で…
  • 8
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「旅客数が多い空港」ランキン…
  • 10
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 1
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 2
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズった理由
  • 3
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 4
    イラン猛反撃、同士討ちまで起きる防空戦はいつまで…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 7
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 8
    サファリ中の女性に悲劇...ライオンに「くわえ去られ…
  • 9
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 10
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 9
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中