最新記事

日本政治

小池代表「衆院選出馬はない」 首相指名については明言せず

2017年10月5日(木)14時04分

10月5日、希望の党の小池百合子代表(東京都知事、写真)と民進党の前原誠司代表は5日、都内で会談し、衆院選での戦い方や選挙後の首相指名選挙でだれに投票するかなどを議論した。写真は都内で9月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

希望の党の小池百合子代表(東京都知事)と民進党の前原誠司代表は5日、都内で会談し、衆院選での戦い方や選挙後の首相指名選挙でだれに投票するかなどを議論した。会談後、小池代表は、衆院選に立候補しないとの意向を前原氏に伝えたと述べた。

小池代表は、前原氏との会談は25年ぶりだとしたうえで、今回の衆院選で「安倍1強をどうやって打ち倒し、国民に実感のある生活を実現していくのか、勉強していこうということになった」と述べた。

そのうえで前原氏から衆院選に出るよう要請があったことを認めたが、「最初から総選挙には出馬しないと言っている」と述べ、立候補しない意向を前原氏に伝えたと語った。

また、首相指名選挙でだれに投票していくかは「仲間とともにどのような形がいいのか、整理していく」とした。

この点に関連し、小池代表は村山富市政権(自民、社会、さきがけの3党連立)の発足の経緯に触れ「水と油だったが、その時の首班指名選挙をあらためて思い出した」と語った。

小池代表は、衆院選では「安倍政権に対峙していく」と繰り返し、安倍対小池の構図を強調した。

前原氏は、小池氏が衆院選立候補を固辞したことを踏まえ「早急に話し合いで旗頭(首相候補)を選ぶことで(小池代表と)合意した」と述べた。

(田巻一彦)

[ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米バークシャー、アルファベット株43億ドル取得 ア

ワールド

焦点:社会の「自由化」進むイラン、水面下で反体制派

ワールド

アングル:ルーブルの盗品を追え、「ダイヤモンドの街

ビジネス

NY外為市場=ドル、対円で横ばい 米指標再開とFR
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    『トイ・ストーリー4』は「無かったコト」に?...新…
  • 5
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 6
    「不衛生すぎる」...「ありえない服装」でスタバ休憩…
  • 7
    文化の「魔改造」が得意な日本人は、外国人問題を乗…
  • 8
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 9
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 10
    中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中