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インドネシアでISIS支持の過激派、大みそかに警察襲撃を計画

2016年12月26日(月)16時39分

12月26日、インドネシアの警察当局は、過激派組織「イスラム国」(IS)を支持するインドネシアの過激派らが、大みそかに警察を標的とした刃物などによる襲撃を計画していたと明らかにした。写真はイスラム国の旗。サラエボで2月撮影(2016年 ロイター/Dado Ruvic)

 インドネシアの警察当局は26日、過激派組織「イスラム国」(IS)を支持するインドネシアの過激派らが、大みそかに警察を標的とした刃物などによる襲撃を計画していたと明らかにした。

  警察は25日、逮捕した2人の容疑者から割り出した拠点を急襲。刃物で警官に襲いかかってきた別の2人を射殺した。

 「この4人は、大みそかに西ジャワ州プルワカルタで警察署襲撃を計画していた」と、国家警察の報道官は述べた。容疑者らが、約2年前にシリアに渡ったISのインドネシア人戦闘員バルン・ナイム元受刑者と直接接触していたかどうかは不明だという。

 インドネシアではここ数週間、襲撃の摘発が続いており、地元育ちの過激派による攻撃への懸念が高まっている。警察は先週、ジャカルタの大統領府ともう1件別の場所での自爆攻撃を企てたとして少なくとも14人を調べていると語った。ともに女性の自爆犯が関与していたいう。

[ジャカルタ 26日 ロイター]


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