最新記事

宇宙

7年後はマイルで宇宙へ? ANAとHIS、有人宇宙機運航に支援

2016年12月1日(木)20時00分

12月1日、ANAホールディングスと旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)は、国内唯一の有人宇宙機開発会社PDエアロスペース(名古屋市)に出資し、宇宙旅行などの実現に向けて民間主導による宇宙機開発を進めると発表した。写真は千歳空港で2012年7月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

 ANAホールディングス<9202.T>と旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)<9603.T>は1日、有人宇宙機開発ベンチャーのPDエアロスペース(名古屋市、以下PDエアロ)に出資し、宇宙旅行などの実現に向けて民間主導による宇宙機開発を進めると発表した。PDエアロが目指す2023年12月の商業運航開始を支援する。

 HISが3000万円(出資比率10.3%)、ANAが2040万円(同7.0%)を出資する。PDエアロは、スペースシャトルなどと異なり燃料タンクを含めて機体の再使用が可能で、打ち上げではなく既存航空機の滑走路でも離着陸できる旅客機のような宇宙機を開発中。ジェットエンジンとロケットエンジンが切り替え可能な次世代エンジンの特許を持つ。ANAは旅客機運航の知見を生かし、商業運航に当たりパイロットの訓練や派遣、機体整備、機内仕様などで協力を検討する。HISは宇宙への旅行や輸送サービスの販売を担う。

 3社のトップが1日、都内で会見した。HISの沢田秀雄会長兼社長は「開発スピードを上げるためには資金が必要。まだ足りない。いろいろな方に協力してほしい」と、多方面からの資金支援を呼び掛けた。

 ANAの片野坂真哉社長は、追加出資は未定としながらも「相談したい」と述べ、「商業運航時にはANAとしても運航したい。創業段階から手伝っているとチャンスは大きい」と指摘した。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

テスラ、第1・四半期の世界納車台数は前年比9.6%

ビジネス

アマゾン、グローバルスター買収検討 スターリンクに

ワールド

チリ経済活動指数、2月は予想外の前年比-0.3% 

ビジネス

中国BYD、3月販売は20.5%減の30万台 7カ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経済政策と石油危機が奏でる「最悪なハーモニー」
  • 3
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イラン恐怖」の正体
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    北京に代わる新都市構想は絵に描いた餅のまま...大幅…
  • 6
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 7
    カンヌ映画祭最高賞『シンプル・アクシデント』独占…
  • 8
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 9
    「え、なんで?」フライト中に操縦席の窓が覆われて…
  • 10
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 10
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中