最新記事

ヘルス

美容と健康のために胎盤スムージーって???

2015年4月28日(火)18時25分
フェリシティ・ケーポン

 シュリーフは、保健当局の過剰反応により自分たちが「弾圧」されていると主張する。「魔女狩りの標的になっているように感じる」。ビールのほかにも2人が当局の調査を受け、自主休業しているとのことだ。

 シュリーフに言わせれば、胎盤を摂取することに衛生面の問題はない。当局の医学知識が欠けているのが問題だという。

「女性の膣は多くの細菌で汚染されていて、胎盤を食べるなんて論外だと、当局は思い込んでいる。でも、もし本当にそうだとすれば、パートナーの女性とセックスした後の男性がごろごろ死んでいなくてはおかしい」と、シュリーフは言う。「膣に細菌がうようよいるのは事実だけれど、それは善玉菌。ヨーグルトの菌みたいなもの」

 こうした主張に、誰もが賛成しているわけではない。英産婦人科学会は昨年、ガーディアン紙に対してこうコメントしている。「出産後の母親に自らの胎盤を食べることを推奨すべき根拠は、現時点で存在しない。効果があったと言っている女性は、プラシーボ(偽薬)効果を経験しているのかもしれない」

 それでも、効果を主張する母親や助産師はいなくならない。論争は続きそうだ。

[2015年4月 7日号掲載]

関連ワード

ニュース速報

ビジネス

香港ドルの米ドルペッグ制、廃止の計画ない=財政官

ビジネス

サウジ、政府系ファンドに外貨準備400億ドル注入 

ビジネス

米デルタ航空、パイロット約2300人の一時帰休回避

ワールド

スペイン首相が自動車部門支援表明、日産の工場閉鎖決

MAGAZINE

特集:コロナ不況に勝つ最新ミクロ経済学

2020-6・ 2号(5/26発売)

意思決定の深層心理から人間の経済行動を読み解く── コロナ不況を生き残るため最新の経済学を活用せよ

人気ランキング

  • 1

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった

  • 2

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 3

    デーブが語る、『テラハ』木村花さんの死は何が問題だったのか

  • 4

    コロナ禍で制約を受けるアメリカの日常は、黒人にと…

  • 5

    韓国、アイドルファンも抗議デモ 愛すればこそ、裏切…

  • 6

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 7

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 8

    ミネアポリスの抗議デモが暴動に......略奪から店舗…

  • 9

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 10

    ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?

  • 1

    「イギリスが香港のために立ち上がらないことこそ危機だ」パッテン元総督

  • 2

    東京都、新型コロナウイルス新規感染14人に急増 緊急事態宣言解除の目安、3項目中2項目が基準下回る

  • 3

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 4

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 5

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃…

  • 6

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 7

    「NO JAPAN」に揺れた韓国へ「股」をかけて活躍した日…

  • 8

    北朝鮮の民間経済を圧迫する独裁者の国債

  • 9

    ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?

  • 10

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 1

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 2

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言したウイルス映画が語ること

  • 3

    金正恩「死んだふり」の裏で進んでいた秘密作戦

  • 4

    スズメバチが生きたままカマキリに食べられる動画が…

  • 5

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 6

    コロナ禍で露呈した「意識低い系」日本人

  • 7

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 8

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 9

    ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑…

  • 10

    優等生シンガポールの感染者数が「東南アジア最悪」…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月