「オレナ夫人がパリで買い物ざんまい」の怪しいニュースの情報源はどこから?

エリゼ宮で面会したブリジット・マクロン大統領夫人とオレナ・ゼレンスカ大統領夫人 Gonzalo Fuentes-REUTERS
<ウクライナ大統領夫人が支援を求めるためのフランス訪問直後からSNSで拡散された、真偽が不明の投稿。誰が何を狙っているのか?>
ウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人は12月中旬に同国のデニス・シュミハリ首相らとフランスを訪問。
ロシアの攻撃によって破壊されたインフラ復旧や文化財の保護について話し合う国際会議に出席したほか、ブリジット・マクロン大統領夫人とともにフランス語が母語ではない子供たちが通うパリ市内の小学校を訪問した。
しかし、フランス到着直後から数日にわたってオレナ夫人がパリで高額の買い物をしているという投稿がSNSで拡散された。
「ゼレンスキーの妻がパリで4万2500ドルの買い物をするために私たちの税金が数十億ドルも送られていることが嬉しいです」(2022年12月15日)
「ウクライナの戦況が厳しいにもかかわらず、ゼレンスキーの妻がパリに買い物へ。これは詐欺」(2022年12月18日)
以上のようなオレナ夫人がパリで買い物ざんまいであるという内容の投稿がスクリーンショットで共有され、アメリカ人ジャーナリストのマックス・ブルーメンタールも「フランスのSNSではヴォロディミル・ゼレンスキーの妻、オレナ・ゼレンスカによるパリでの4万ドルの買い物について話題になっている」と21日にツイートしている。
この日、21日はウクライナへのさらなる軍事支援を求めるためにゼレンスキー大統領がアメリカ電撃訪問したタイミングとも重なり、注目を集めた。
また、共和党を支持する保守系評論家のキャンディス・オーウェンズも「あなたとは関わりたくない。あなたの妻がパリで何万ドルもの買い物をしている一方で、私たちから盗むのはやめて。卑劣だ」と、ゼレンスキー大統領の訪米に関するツイートを引用して夫妻に対して厳しいメッセージで批判した。
We want nothing to do with you. Stop stealing from our people while your wife drops tens of thousands of dollars shopping in Paris.
— Candace Owens (@RealCandaceO) December 21, 2022
Despicable. https://t.co/79i7WS4yQD
オレナ夫人がパリで高価な買い物をしているという内容の投稿はロシア語、スペイン語、ポーランド語、ポルトガル語を含む多くの言語で共有されているものの、その多くがほぼ同じ言い回しで各言語に翻訳されていることが確認されている。
また、フェイクニュースで有名なNewsPunchがSGM World Newsのツイートを引用している以外にオレナ夫人がパリで買い物をしていたという情報と証拠は見つかっていない。
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