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太古の海を支配した「怪物」ダンクルオステウス、真の姿が明らかに...巨大魚の「異端な進化」とは

Cleveland’s Famous Sea Monster Just Got a Lot Stranger

2025年11月21日(金)19時05分
イアン・ランドール
ダンクルオステウスの化石

ダンクルオステウスの化石 Danny Ye-shutterstock

<ダンクルオステウスはオハイオ州クリーブランドのシンボルにもなっている>

米オハイオ州クリーブランド。この街には、この街を象徴する先史時代の海の怪物が存在する。装甲魚、ダンクルオステウス・テレッリだ。

【動画】「骨の刃」を持つ頂点捕食者ダンクルオステウスの姿と、その捕食シーン

およそ3億6000万年前に生息していた全長4.3メートルにも及ぶダンクルオステウスは、海洋の頂点捕食者として存在していた。歯の代わりにカミソリのように鋭い骨の刃をもち、「節頸類」と呼ばれる絶滅したサメに似た装甲魚のなかでも、最大かつ最も獰猛な種の一つであった。


1860年代に発見されたダンクルオステウスは、その恐ろしい外見から、よく知られる先史時代の動物の一種となっただけでなく、古生物学界で節頸類を代表する「顔」とも言える存在となっていた。

そして、研究が進むにつれ、ダンクルオステウスはむしろ「進化学的に見て異端」であり、節頸類全体を代表するような存在ではないことが判明した。

「ダンクルオステウスの顎の解剖学的構造についての主要な研究が最後に発表されたのは1932年のことだ。当時、節頸類の構造についてほとんど理解されていなかった」と、クリーブランドにあるケース・ウェスタン・リザーブ大学の古生物学者、ラッセル・エンゲルマンは述べた。

エンゲルマンが中心となっている研究チームによると、節頸類の化石は研究が難しい場合が多いという。体の大部分は軟骨で構成されており、化石として残るのは通常、骨でできた頭部と胴体の装甲部分のみだからだ。しかも、それらも押し潰されて平たくなっていることが多い。

「当時の研究の多くは、骨のつなぎ目をどうやって元通りに組み立てるかに焦点を当てたものだった」

【参考文献】

Engelman, R. K., Carr, R. K., Trinajstic, K., Johanson, Z., & Lebedev, O. A. (2025). Functional anatomy, jaw mechanisms, and feeding behavior of Dunkleosteus terrelli (Placodermi, Arthrodira). The Anatomical Record.

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