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ヨシダナギ、アフリカ少数民族の次は「ドラァグクイーン」の理由

2020年5月28日(木)17時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

アフリカの少数民族を撮り始めた頃のことについて、ヨシダはエッセイ『ヨシダナギの拾われる力』(CCCメディアハウス)にこう記している。

「私の写真は、ありのままの姿を切り取ったドキュメンタリー写真ではない。見ればわかるように、ポーズや構図をディレクションして撮影している上に、かなりのレタッチ(修正)を施している。......ある日、モデルが凄くいいのだから、イラストを描くように私の世界観で彼らのカッコ良さを表現してみてもいいんじゃなかろうか。もしかしたら、まったくアフリカに興味がない人たちにも彼らのカッコ良さが伝わるんじゃなかろうかと、ふと思い立ってゴリゴリにレタッチをかけてみたら、予想以上にいい感じになった」

彼女の写真によって、アフリカの少数民族のカッコ良さを初めて知った人は少なくないだろう。きっと次はドラァグクイーンだ。彼女たちのカッコ良さを、ヨシダの写真が教えてくれるに違いない。


DRAG QUEEN -No Light, No Queen-
 ヨシダナギ
 ライツ社
 5月25日発売

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)


※巡回展『DRAG QUEEN -No Light, No Queen- by nagi yoshida』は、コロナウイルスの影響により、延期・中止・制限の可能性があるため、ヨシダナギ公式HPや各会場のウェブサイトを参照のこと。

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