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米テスラ、時価総額でトヨタ抜き自動車業界首位に躍進

2020年7月2日(木)11時19分

米EVメーカーのテスラの株価は過去最高値を更新し、時価総額はトヨタ自動車を抜き、自動車業界のトップに躍り出た。写真はテスラのロゴ。2017年12月、ニューヨークのショールームで撮影(2020年 ロイター/Brendan McDermid)

米電気自動車(EV)メーカーのテスラの株価は1日、過去最高値を更新し、時価総額はトヨタ自動車を抜き、自動車業界のトップに躍り出た。

株価は序盤に5%上昇し、過去最高値の1133ドルを付けた。時価総額は2094億7000万ドルとなり、トヨタの時価を約60億ドル上回った。

テスラの終値は3.69%高の1119.63ドル。

時価は米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターの合計の3倍以上に膨らんでいる。

テスラ株の年初からの上昇率は163%強と、すさまじい勢いで値上がりしている。投資家はEVの将来性を高く評価しているだけでなく、テスラがニッチな自動車メーカーから環境配慮車で世界の主導的地位に躍進するとの期待を強めている。

赤字続きだったテスラは2019年第3・四半期に黒字に転じ、3四半期連続で黒字を維持した。新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、第1・四半期の納入台数は予想外に堅調だった。

同社は今週、第2・四半期の納入台数を発表するとみられる。

[ロイター]


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