最新記事

感染症対策

米医薬大手アボットの新型コロナ検査キット、陽性の48%を見落とす可能性=米大

2020年5月14日(木)16時28分

米医薬品大手アボット・ラボラトリーズの新型コロナウイルス簡易検査キット「ID NOW」を巡り、米ニューヨーク大学の研究者らが、陽性反応を約33%─48%程度見落とす可能性があるとする研究をまとめた。この研究はまだ査読前。写真はアボット社のロゴ。2015年9月撮影(2020年 ロイター/Shailesh Andrade)

米医薬品大手アボット・ラボラトリーズの新型コロナウイルス簡易検査キット「ID NOW」を巡り、米ニューヨーク大学の研究者らが、陽性反応を約33%─48%程度見落とす可能性があるとする研究をまとめた。この研究はまだ査読前。

「ID NOW」を用いた検査では数分で結果の判定が可能となっている。

同大の研究によると、「ID NOW」は、米セフィエド社の検査キット「Xpert Xpress」が鼻腔用綿棒による検査で陽性と判定したサンプルの約48%を陽性と判定しなかった。また、陽性の検査サンプルを「ID NOW」で検査してみたところ、3分の1が陽性と判定されなかった。

アボットはこの調査結果に対し「他の研究と整合性が取れていない」と反論。同社はこれまでに180万キット以上を配布し、報告されている誤差は0.02%だったとしている。

「ID NOW」は3月下旬に米食品医薬品局(FDA)から認可を得た。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・緩むとこうなる?制限緩和を試みた韓国にコロナのしっぺ返し
・東京都、新型コロナウイルス新規感染10人 3月下旬以来の少なさ
・WHO、複数の新型コロナウイルス治療薬に注目 ワクチン開発は難航と予測
・韓国・梨泰院のクラスター、新型コロナ感染102名に ゲイの濃厚接触者の追跡がネックに



20050519issue_cover_150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年5月19日号(5月12日発売)は「リモートワークの理想と現実」特集。快適性・安全性・効率性を高める方法は? 新型コロナで実現した「理想の働き方」はこのまま一気に普及するのか? 在宅勤務「先進国」アメリカからの最新報告。

ニュース速報

ワールド

北朝鮮、中国の香港政策に支持表明

ワールド

アングル:持続化給付金、委託費巡り野党追及 2次補

ワールド

BA親会社、英の新検疫ルールに法的措置検討

ワールド

インド、来週コロナ封鎖を一部解除へ 宗教施設など再

MAGAZINE

特集:検証 日本モデル

2020-6・ 9号(6/ 2発売)

日本のやり方は正しかったのか? 感染対策の効果を感染症専門家と考える

人気ランキング

  • 1

    街に繰り出したカワウソの受難 高級魚アロワナを食べたら...

  • 2

    東京都、新型コロナウイルス新規感染28人 4日連続で2桁台

  • 3

    着物は手が届かない美術品か、海外製のインクジェット振袖か

  • 4

    【世論調査】アメリカ人の過半数が米軍による暴動鎮…

  • 5

    韓国のG7参加を嫌う日本と冷静な韓国との差異

  • 6

    トランプの着々と進む「戦争」準備、ワシントン一帯…

  • 7

    横領、虐待...「ナヌムの家」慰安婦被害者の施設で起…

  • 8

    黒人男性ジョージ・フロイドの霊柩車に、警官がひざ…

  • 9

    ドイツで知名度をあげたウイルス学者は、コロナ予防…

  • 10

    まるで中国皇帝......「習近平そっくりさん」のアカ…

  • 1

    街に繰り出したカワウソの受難 高級魚アロワナを食べたら...

  • 2

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった

  • 3

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 4

    レストランで騒ぐ息子が店員に叱られた話、FBに投稿…

  • 5

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 6

    韓国総選挙にデジタル不正疑惑か? 中国から開票機…

  • 7

    西浦×國井 対談「日本のコロナ対策は過剰だったのか」

  • 8

    「NO JAPAN」に揺れた韓国へ「股」をかけて活躍した日…

  • 9

    韓国、アイドルファンも抗議デモ 愛すればこそ、裏切…

  • 10

    東京都、新型コロナウイルス新規感染28人 4日連続で…

  • 1

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 2

    金正恩「死んだふり」の裏で進んでいた秘密作戦

  • 3

    スズメバチが生きたままカマキリに食べられる動画が、アメリカでバズる理由

  • 4

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 5

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 6

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 7

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 8

    ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑…

  • 9

    コロナ禍で露呈した「意識低い系」日本人

  • 10

    街に繰り出したカワウソの受難 高級魚アロワナを食…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月