最新記事

日本企業

日産西川社長らが報酬不正受領、株価連動型で不正に上乗せ 取締役会で社内処分を検討

2019年9月5日(木)11時00分

日産自動車の西川広人社長兼最高経営責任者(写真)と複数の役員経験者が、株価に連動して受け取る役員報酬を巡り、社内規定に違反して、不当に上乗せした金額を受け取った疑いがあることが分かった。横浜の日産本社で7月撮影(2019年 ロイター/Issei Kato)

日産自動車の西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)と複数の役員経験者が、株価に連動して受け取る役員報酬を巡り、社内規定に違反して、不当に上乗せした金額を受け取った疑いがあることが分かった。4日に監査委員会で報告された社内調査で判明した。9月中に開かれる取締役会で、社内処分を検討する予定。関係者が明らかにした。

複数のメディアによると、西川社長は5日朝、記者団に対し、報酬の不正受領について謝罪し、不正に受け取った金額は返還する方針を示した。

時事通信によれば、西川社長は自らの指示を否定し、「複数のケースで運用に本来のルールと違う形を取っていた。自分では手続きをちゃんとやってもらっていると思っていた」と釈明。ゴーン体制時代からの仕組みの一つであり、変えていく必要性があるとの見解を示した。

西川社長の不正報酬受領を巡っては、カルロス・ゴーン前会長の側近だった日産前代表取締役のグレッグ・ケリー氏が、6月発売の「月刊文藝春秋」でのインタビューで指摘。株価に連動した報酬を受け取る権利「ストック・アプリシエーション・ライト(SAR)」の報酬額が決まる行使日を変更し、当初より4700万円多い利益を得たとの疑いが浮上していた。

*見出しを修正しました。

(白木真紀)

[東京 5日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



20190910issue_cover200.jpg
※9月10日号(9月3日発売)は、「プーチン2020」特集。領土問題で日本をあしらうプーチン。来年に迫った米大統領選にも「アジトプロップ」作戦を仕掛けようとしている。「プーチン永久政権」の次なる標的と世界戦略は? プーチンvs.アメリカの最前線を追う。



ニュース速報

ワールド

米上院、「ノルドストリーム2」巡る制裁強化法案を週

ワールド

トランプ氏、ノースカロライナ州外で大統領候補指名受

ビジネス

英BP、メキシコ湾で生産縮小 熱帯性低気圧が接近

ワールド

トランプ氏、香港情勢巡り中国主席への制裁「考えてい

MAGAZINE

特集:検証 日本モデル

2020-6・ 9号(6/ 2発売)

日本のやり方は正しかったのか? 感染対策の効果を感染症専門家と考える

人気ランキング

  • 1

    西浦×國井 対談「日本のコロナ対策は過剰だったのか」

  • 2

    トランプの着々と進む「戦争」準備、ワシントン一帯に兵を配備

  • 3

    街に繰り出したカワウソの受難 高級魚アロワナを食べたら...

  • 4

    世界最速の座から転落 「上海リニア」もはや無用の長…

  • 5

    日本不買運動で韓国人が改めて思い知らされること

  • 6

    東京都「東京アラート」発動、レインボーブリッジ赤く…

  • 7

    警官と市民の間に根深い不信が横たわるアメリカ社会…

  • 8

    【世論調査】アメリカ人の過半数が米軍による暴動鎮…

  • 9

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がア…

  • 10

    コロナ禍の世界が熱望する「日本製」 揺るがぬ信頼…

  • 1

    ロンドンより東京の方が、新型コロナ拡大の条件は揃っているはずだった

  • 2

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 3

    レストランで騒ぐ息子が店員に叱られた話、FBに投稿したら炎上した... なぜ?

  • 4

    ギター人気復活を導く「スーパークール」な和製ギター

  • 5

    韓国総選挙にデジタル不正疑惑か? 中国から開票機…

  • 6

    「NO JAPAN」に揺れた韓国へ「股」をかけて活躍した日…

  • 7

    西浦×國井 対談「日本のコロナ対策は過剰だったのか」

  • 8

    ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?

  • 9

    新型コロナの死亡率はなぜか人種により異なっている

  • 10

    北朝鮮の民間経済を圧迫する独裁者の国債

  • 1

    「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に

  • 2

    金正恩「死んだふり」の裏で進んでいた秘密作戦

  • 3

    スズメバチが生きたままカマキリに食べられる動画が、アメリカでバズる理由

  • 4

    気味が悪いくらいそっくり......新型コロナを予言し…

  • 5

    過激演出で話題のドラマ、子役2人が問題行動で炎上 …

  • 6

    日本の「生ぬるい」新型コロナ対応がうまくいってい…

  • 7

    コロナ独自路線のスウェーデン、死者3000人突破に当…

  • 8

    ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑…

  • 9

    コロナ禍で露呈した「意識低い系」日本人

  • 10

    優等生シンガポールの感染者数が「東南アジア最悪」…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年6月
  • 2020年5月
  • 2020年4月
  • 2020年3月
  • 2020年2月
  • 2020年1月