Mikhail Flores Karen Lema

[マニラ 7日 ロイター] - フィリピン当局が7日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年比4.0%増となった。伸び率は前四半期の5.5%から鈍化し、市場予想の5.2%も下回った。

経済が縮小した2021年第1・四半期以来最も低い前年比成長率となった。季節調整済みの前期比では0.4%増。こちらもエコノミスト予想の0.8%増を下回った。

政府のインフラプロジェクトを巡る汚職スキャンダルが消費者・投資家の信頼に打撃を与えた。

バリサカン経済開発庁長官は会見で、政府の成長率目標5.5ー6.5%の下限達成も難しいと指摘。「汚職の影響度にショックを受けている」と述べた。

当局は現在、特に治水施設に絡むインフラプロジェクトでの汚職疑惑を捜査している。複数の当局者や議員が捜査を受けており、公共支出への懸念を高め、投資家心理を悪化させている。

政府プロジェクトへの資金提供の遅れを受け第3・四半期の公共支出は前年比5.8%増で、2024年第3・四半期以来の低水準。

資金の不正利用抑制へ厳格な措置を実施したため政府インフラ支出は26.2%減と、過去14年近くで最低となった。

成長の主因である家計消費は4.1%増。耐久財を中心とした消費抑制で21年第1・四半期以来の低水準となった。

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