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米司法省、北朝鮮人グループをハッキングで摘発 2人起訴

2025年07月01日(火)10時23分

米司法省と米連邦捜査局(FBI)は30日、米企業で得たリモートのIT(情報技術)職を利用して大規模なハッキングを行ったとして北朝鮮人グループを摘発し、2人を起訴し、うち1人を逮捕したと発表した。写真は6月30日公開(2025年 FBI/Handout via REUTERS)

[30日 ロイター] - 米司法省と米連邦捜査局(FBI)は30日、米企業で得たリモートのIT(情報技術)職を利用して大規模なハッキングを行ったとして北朝鮮人グループを摘発し、2人を起訴し、うち1人を逮捕したと発表した。

司法省によると、グループは米市民80人余りの身元を不正に使って米企業で職を得ていた。法的費用や修復費用など被害額は300万ドル以上に上るという。

当局は米国内20カ所余りを捜索。グループのメンバーがリモート職で使用していた複数のノートパソコンのほか、金融口座やウェブサイトなどを押収した。

グループはジョージア州に拠点を置く企業1社から少なくとも90万ドル相当の暗号資産(仮想通貨)を盗んだほか、カリフォルニア州の防衛関連の請負企業から経営者データやソースコード、国際武器取引規則(ITAR)に関するデータを盗んだ疑いも持たれている。

起訴された2人は米国人の協力者4人と、メンバーのためにノートパソコンを調達、運用し、報酬を受け取るための口座を開設。さらにはメンバーが正規従業員であると見せかけるためのペーパーカンパニーを設立するなど支援を行い、自らは約70万ドルの利益を得ていたとされる。

ロイター
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