ニュース速報
ワールド

北朝鮮の金総書記、核戦力強化を指示 研究所視察=KCNA

2025年01月29日(水)09時40分

1月29日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、核物質生産基地と核兵器研究所を視察し、今年に核戦力を強化するよう指示した=写真。KCNA配信(2025年 ロイター)

Hyonhee Shin

[ソウル 29日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、核物質生産基地と核兵器研究所を視察し、今年に核戦力を強化するよう指示した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が29日伝えた。

金氏は兵器級核物質の生産工程や2025年以降の計画について説明を受け、科学者らが昨年に「並外れた成功」と「素晴らしい生産の成果」を達成したと称賛した。

その上で、今年も兵器級核物質の生産と国家の核戦力強化でさらなる成功を遂げるよう指示。「今年は核戦力強化路線を実行する過程で重要な時期に任務を遂行すべき重要な転換点で、極めて重大な年だ」と述べた。

また、北朝鮮は「最も凶悪な敵対国」との長期にわたる対立により「世界で最も不安定な安全保障状況」に直面しているため、核能力増強が不可欠だと強調した。

韓国国家情報院は北朝鮮による最近の武力誇示について「対米抑止力を示し、トランプ米大統領の関心を引く」狙いがあると分析している。

1期目に金総書記と会談したトランプ氏は先週、金氏に再び接触する意向を示した。

また、就任初日の20日には、北朝鮮を「核保有国」と表現した。ヘグセス国防長官も上院での指名承認公聴会で同様の言及をしており、米政権が非核化交渉ではなく軍縮協議を求めるのではないかとの見方が浮上している。

韓国は北朝鮮とのいかなる協議も非核化が目標でなければならないとしている。

ホワイトハウスはコメント要請に応じていないが、関係者がロイターに明らかにしたところによると、トランプ氏は引き続き朝鮮半島の非核化を求める見通しという。

韓国の聯合ニュースは米国家安全保障会議(NSC)のヒューズ報道官の話として、トランプ氏が北朝鮮の完全な非核化を追求すると報じた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

イスラエルがイラン攻撃、米も大規模な軍事作戦

ワールド

対イラン攻撃、「イラン国民が自らの運命切り開けるよ

ワールド

トランプ氏、 イランで大規模作戦開始と表明 未来の

ワールド

イランは報復を準備、対応は壊滅的なものに=当局者
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力空母保有国へ
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    がん治療の限界を突破する「細菌兵器」は、がんを「内側」から食い尽くす...カナダの大学が発表
  • 4
    ウクライナが国産ミサイル「フラミンゴ」でロシア軍…
  • 5
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 6
    「努力が未来を重くするなら、壊せばいい」──YOSHIKI…
  • 7
    トランプがイランを攻撃する日
  • 8
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 9
    住宅の4~5割が空き家になる地域も......今後30年で…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「一人旅が危険な国」ランキン…
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 3
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 9
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中