ニュース速報
ワールド

カタール、ガザ停戦交渉の仲介中断 「当事者が真剣なら再開」

2024年11月10日(日)16時10分

 カタール外務省は9日、イスラム組織ハマスとイスラエルに対し、双方が協議を再開する「意思と真剣さ」を示すまで、パレスチナ自治区ガザでの停戦交渉の仲介を中断すると伝えたと明らかにした。写真は9日、ガザで撮影(2024年 ロイター/Ramadan Abed)

Andrew Mills Nidal al-Mughrabi

[ドーハ/カイロ 9日 ロイター] - カタール外務省は9日、イスラム組織ハマスとイスラエルに対し、双方が協議を再開する「意思と真剣さ」を示すまで、パレスチナ自治区ガザでの停戦交渉の仲介を中断すると伝えたと明らかにした。

カタールはこれまで、米国やエジプトとともに停戦交渉の仲介に取り組んできた。カタールの首都ドーハにはハマスの政治活動拠点がある。

ロイターは8日、米政府高官の発言をもとに、米国がカタールにハマスの国外追放を求め、カタールはそれをハマスに伝えたと報道。カタール外務省は9日、ハマスの政治拠点に関する報道は不正確だと指摘したが、どの点が不正確かは説明しなかった。

この問題に詳しいある政府関係者は9日、カタール政府は仲介を中断したことで、国内のハマスの政治拠点はもはやその目的を果たさないと結論づけたと述べた。

一方、複数のハマス幹部はカタールから追放の話は伝えられていないと語った。

カタールは2012年以来、米国との取り決めの一環で、ハマスの政治指導者を国内に受け入れており、その存在が協議の進展を助けてきた。

カタール外務省は「停戦交渉に取り組んでいた10日前、今回の交渉で合意に達しなければ、ハマスとイスラエル間の仲介を中断すると当事者に通告した」と説明。「当事者が残忍な戦争を終わらせる意思と真剣さを示せば、カタールはパートナーとともに仲介努力を再開する」と表明した。

ハマスやイスラエルからの公式回答はなかった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ミネソタ州に兵士1500人派遣も、国防総省が準備命

ワールド

EUとメルコスルがFTAに署名、25年間にわたる交

ワールド

トランプ氏、各国に10億ドル拠出要求 新国際機関構

ワールド

米政権、ベネズエラ内相と接触 マドゥロ氏拘束前から
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向」語る中、途方に暮れる個人旅行者たち
  • 2
    【銘柄】「住友金属鉱山」の株価が急上昇...銅の高騰に地政学リスク、その圧倒的な強みとは?
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 5
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 6
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 7
    DNAが「全て」ではなかった...親の「後天的な特徴」…
  • 8
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 9
    【総選挙予測:自民は圧勝せず】立憲・公明連合は投…
  • 10
    シャーロット英王女、「カリスマ的な貫禄」を見せつ…
  • 1
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 4
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 5
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 8
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 9
    「高額すぎる...」ポケモンとレゴのコラボ商品に広が…
  • 10
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中