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中国外相、中東での停戦呼びかけ 台湾の「統一」達成に自信

2024年09月30日(月)09時53分

 中国の王毅外相は9月28日、米ニューヨークで開かれている国連総会で演説し、中東で続いている戦闘の停止を呼びかけた(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)

Simon Lewis

[国連 28日 ロイター] - 中国の王毅外相は28日、米ニューヨークで開かれている国連総会で演説し、中東で続いている戦闘の停止を呼びかけたほか、ウクライナ戦争の和平交渉に向けた中国の外交努力をアピールした。

王氏は「パレスチナ問題は、人類の良心にとって最大の傷となっている。今もガザでの紛争は続いており、犠牲者が増え続けている。レバノンでは戦闘が再開したが、力は正義に取って代わることはできない」と言及。その上で「包括的な停戦への到達にいかなる遅れもあってはならず、根本的な打開策は二国家解決にある」と訴えた。

中国は最近、世界でのさまざまな危機への関与を強めており、世界の調停者という米国の伝統的な役割に対抗しようとしている。

一方で中国は、近隣諸国との間で数々の領有権問題を抱えている。

王氏は演説で「中国の完全な統一は達成されるだろう。台湾はいずれ母国に戻るだろう」と強調した。

ロイター
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