ニュース速報
ワールド

トランプ氏、「FOXで討論会」提案 ハリス氏は同意せず

2024年08月04日(日)09時51分

米共和党の大統領選挙候補のトランプ前大統領(写真)は、民主党の大統領選候補になることが確実になったハリス副大統領との討論会を9月4日に行うことでフォックス・ニュースと合意したと明らかにした。2日夜に自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルに投稿した。写真はシカゴで7月31日撮影(2024年 ロイター/Vincent Alban)

Timothy Gardner Surbhi Misra

[3日 ロイター] - 米共和党の大統領選挙候補のトランプ前大統領は、民主党の大統領選候補になることが確実になったハリス副大統領との討論会を9月4日に行うことでFOXニュースと合意したと明らかにした。2日夜に自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルに投稿した。

バイデン大統領と行った初回討論会と似たルールになるが、今回は聴衆を入れて激戦州ペンシルベニアで行われるとした。

トランプ、バイデン両氏は9月10日にABCニュースで2回目の討論会を行うことで合意していたが、トランプ氏はFOXに変更すべきと主張していた。FOXは同氏の支持者の間で最も人気が高い。

一方、ハリス氏は3日、当初予定されていた討論会に参加する意向を表明。「『いつでも、どこでも』が特定の時間、特定の安全な場所になるのは興味深い」とXに投稿し、「彼が(以前に)同意したように、私は9月10日に(討論会に)出る。彼に会えることを願う」と述べた。

ハリス氏の広報担当はトランプ氏が「おびえている」とした上で、「両陣営が既に合意」している9月10日の後のさらなる討論会開催について喜んで話し合うと述べた。

トランプ氏は3日、ハリス氏が討論を「恐れている」とし、9月4日の討論会で会うか、「さもなければ会うことはないだろう」と投稿した。

トランプ氏は2日の投稿で、ABCの討論会はバイデン氏が出席しないほか、自身がABCと係争中のため「中止になった」と主張した。

ABCは7月26日に討論会の参加資格要件を示したが、特定の候補者名には言及していない。

民主党全国委員会(DNC)は2日、ハリス氏が大統領選の党候補指名を確実にしたと発表した。今月19─22日の党大会を前に実施した代議員のオンライン投票で指名獲得に必要な支持を獲得した。米国で主要政党の大統領候補として有色人種の女性が選ばれるのは初めて。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

過度な為替変動に警戒、リスク監視が重要=加藤財務相

ワールド

アングル:ベトナムで対中感情が軟化、SNSの影響強

ビジネス

S&P、フランスを「Aプラス」に格下げ 財政再建遅

ワールド

中国により厳格な姿勢を、米財務長官がIMFと世銀に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本人と参政党
特集:日本人と参政党
2025年10月21日号(10/15発売)

怒れる日本が生んだ「日本人ファースト」と参政党現象。その源泉にルポと神谷代表インタビューで迫る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    ギザギザした「不思議な形の耳」をした男性...「みんなそうじゃないの?」 投稿した写真が話題に
  • 4
    大学生が「第3の労働力」に...物価高でバイト率、過…
  • 5
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 6
    【クイズ】世界で2番目に「リンゴの生産量」が多い国…
  • 7
    【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 10
    インド映画はなぜ踊るのか?...『ムトゥ 踊るマハラ…
  • 1
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以外の「2つの隠れた要因」が代謝を狂わせていた
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 4
    中国人が便利な「調理済み食品」を嫌うトホホな理由…
  • 5
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 6
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 7
    メーガン妃の動画が「無神経」すぎる...ダイアナ妃を…
  • 8
    時代に逆行するトランプのエネルギー政策が、アメリ…
  • 9
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 10
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 6
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 7
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 8
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 9
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
  • 10
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中