ニュース速報
ワールド

イタリア、UNRWAに資金提供再開へ パレスチナ支援で

2024年05月27日(月)09時29分

 5月25日、イタリアのタヤーニ外相は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対する総額3500万ユーロ(3800万ドル)の支援策の一部資金提供を再開すると表明した。ガザで24日撮影(2024年 ロイター/Mohammed Salem)

[ローマ 25日 ロイター] - イタリアのタヤーニ外相は25日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対する総額3500万ユーロ(3800万ドル)の支援策の一部資金提供を再開すると表明した。

イタリアを訪問しているパレスチナ自治政府のムスタファ首相に述べた。ムスタファ氏はメローニ首相とも会談した。

声明によると、メローニ氏はパレスチナ自治区ガザにおける持続的な停戦、パレスチナのイスラム組織ハマスに拘束されているイスラエル人人質の解放、ガザ住民への人道支援の改善に向けた努力をイタリアは支持するとの立場を伝えた。

タヤーニ氏は、UNRWA支援のうち500万ユーロがUNRWAのプロジェクトに、残りはガザ向けの食料支援策に充てられると述べた。

UNRWAを巡っては、ガザ戦闘のきっかけとなった昨年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲攻撃にUNRWA職員の一部が関与しているとのイスラエルの非難を受け、イタリアなど多数の国が援助を停止している。

タヤーニ氏はイタリアの資金提供再開について、厳格な審査を行いテロ支援につながる危険がないことを確認すると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国人民銀、緩和的金融政策を維持へ 経済リスクに対

ワールド

パキスタン首都で自爆攻撃、12人死亡 北西部の軍学

ビジネス

独ZEW景気期待指数、11月は予想外に低下 現況は

ビジネス

グリーン英中銀委員、賃金減速を歓迎 来年の賃金交渉
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一撃」は、キケの一言から生まれた
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    【クイズ】韓国でGoogleマップが機能しない「意外な…
  • 10
    インスタントラーメンが脳に悪影響? 米研究が示す「…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中