イタリア、UNRWAに資金提供再開へ パレスチナ支援で
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5月25日、イタリアのタヤーニ外相は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対する総額3500万ユーロ(3800万ドル)の支援策の一部資金提供を再開すると表明した。ガザで24日撮影(2024年 ロイター/Mohammed Salem)
[ローマ 25日 ロイター] - イタリアのタヤーニ外相は25日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対する総額3500万ユーロ(3800万ドル)の支援策の一部資金提供を再開すると表明した。
イタリアを訪問しているパレスチナ自治政府のムスタファ首相に述べた。ムスタファ氏はメローニ首相とも会談した。
声明によると、メローニ氏はパレスチナ自治区ガザにおける持続的な停戦、パレスチナのイスラム組織ハマスに拘束されているイスラエル人人質の解放、ガザ住民への人道支援の改善に向けた努力をイタリアは支持するとの立場を伝えた。
タヤーニ氏は、UNRWA支援のうち500万ユーロがUNRWAのプロジェクトに、残りはガザ向けの食料支援策に充てられると述べた。
UNRWAを巡っては、ガザ戦闘のきっかけとなった昨年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲攻撃にUNRWA職員の一部が関与しているとのイスラエルの非難を受け、イタリアなど多数の国が援助を停止している。
タヤーニ氏はイタリアの資金提供再開について、厳格な審査を行いテロ支援につながる危険がないことを確認すると述べた。