ニュース速報
ワールド

NATO防衛巡るトランプ氏発言、共和党内からも批判

2024年02月12日(月)15時49分

 トランプ前米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国をロシアによる侵攻から防衛しない可能性に言及したことを受け、身内の共和党内からも批判が上がっている。サウスカロライナ州での選挙集会で10日撮影(2024年 ロイター/Sam Wolfe)

Richard Cowan

[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ前米大統領が北大西洋条約機構(NATO)加盟国をロシアによる侵攻から防衛しない可能性に言及したことを受け、身内の共和党内からも批判が上がっている。

大統領選の共和党候補指名争いから撤退したクリスティー前ニュージャージー州知事は11日、NBCの番組で「だから私は、トランプ氏が米大統領にふさわしくないとずっと言ってきたのだ」と述べた。

トランプ氏は10日の選挙集会で、過去にNATO主要加盟国の首脳から、もし拠出金を払わず、かつロシアから攻撃を受けた場合に防衛してくれるかと質問されたと明かした。トランプ氏は「あなた(の国)を防衛しない。逆に、彼ら(ロシア)に好きなようにするよう伝えるだろう。拠出金は払わなければならない」と答えたという。ホワイトハウスはこの発言について「恐ろしく、錯乱している」と痛烈に批判し、西側諸国の当局者からも非難が噴出した。

トランプ氏と候補者指名を争うヘイリー元国連大使は「われわれが最もすべきでないのはロシアの側につくことだ」と強調。CBSの番組で、ウクライナ侵攻を念頭に「他の国を侵略した者の側につくべきでない。プーチン(ロシア大統領)のせいで50万人が死傷したのだ」と述べた。

トランプ氏に近いとされるグラム上院議員は「彼(トランプ氏)の言い方には同意できない」としつつ、「同氏の大統領時代にロシアはどの国にも侵攻しなかった。彼が再び大統領になれば、どこにも侵攻しないだろう」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

焦点:グリーンランド危機回避、NATO事務総長の「

ビジネス

答えるつもりはない=為替介入かとの質問に三村財務官

ビジネス

英総合PMI、1月速報53.9 24年4月以来の高

ビジネス

ユーロ圏総合PMI、1月速報値は51.5 予想下回
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:「外国人問題」徹底研究
特集:「外国人問題」徹底研究
2026年1月27日号(1/20発売)

日本の「外国人問題」は事実か錯誤か? 7つの争点を国際比較で大激論

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 2
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレアアース規制で資金が流れ込む3社とは?
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    老化の9割は自分で防げる...糖質と結び付く老化物質…
  • 8
    韓国が「モンスター」ミサイルを実戦配備 北朝鮮の…
  • 9
    コンビニで働く外国人は「超優秀」...他国と比べて優…
  • 10
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コングスベルグ社のNSMにも似ているが...
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 6
    ニュージーランドの深海に棲む、300年以上生きている…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    完全に「ホクロ」かと...医師も見逃した「皮膚がん」…
  • 9
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手が…
  • 10
    中国のインフラ建設にインドが反発、ヒマラヤ奥地で…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中