ニュース速報

ワールド

トルコ・シリア地震、死者2.37万人突破 東日本大震災の犠牲者上回る

2023年02月11日(土)12時26分

トルコ南部のシリア国境近くで6日発生した大地震で、10日時点で確認された両国の死者が2万3700人を超えた。2011年に起きた東日本大震災・津波での死者・行方不明者の約2万2000人を上回った。6日撮影。提供写真(2023年 ロイター/Ihlas News Agency (IHA) via REUTERS)

[イスタンブール 10日 ロイター] - トルコ南部のシリア国境近くで6日発生した大地震で、10日時点で確認された両国の死者が2万3700人を超えた。2011年に起きた東日本大震災・津波での死者・行方不明者の約2万2000人を上回った。

トルコ保健相によると、トルコの死者数は2万0213人に達した。シリアで確認された死者も3500人を超えた。

トルコのエルドアン大統領は10日、地震への捜索・救助隊の対応について、「政府が望んでいたほど迅速でないというのが現実だ」と語った。エルドアン氏はすでに震災直後の初動の遅れも認めている。

さらに、これまでに世界94カ国から支援の申し出があり、世界から集まったチームによる捜索や救助が続いているとし、トルコ政府は被災者の移転支援や家賃補助を行う計画と表明した。

また、シリアの国営メディアによると、アサド大統領は地震発生後初めて被災地入りし、アレッポの病院を訪問した。アサド政権はさらに、震災の影響を受けた内戦の最前線にある地域への人道的支援受け入れを承認した。

*動画を付けて再送します。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国工業部門利益、9月は21.6%増 2カ月連続の

ビジネス

為替相場の過度な変動や無秩序な動き、しっかりと見極

ビジネス

米企業、消費の二極化に直面 低所得層の苦境強まる

ワールド

豪首相、駐米大使をまた擁護 トランプ氏の新たな発言
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水の支配」の日本で起こっていること
  • 3
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 4
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 5
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 6
    庭掃除の直後の「信じられない光景」に、家主は大シ…
  • 7
    「平均47秒」ヒトの集中力は過去20年で半減以下にな…
  • 8
    1700年続く発酵の知恵...秋バテに効く「あの飲み物」…
  • 9
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 10
    【テイラー・スウィフト】薄着なのに...黒タンクトッ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 5
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 6
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 7
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 8
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中