ニュース速報

ワールド

北京の新型コロナ重症者、今後2週間で急増へ=専門家

2022年12月21日(水)13時41分

 12月21日、中国共産党系紙「環球時報」によると、呼吸器の有力専門家である北京大第1医院呼吸器科の王広発主任は、北京市内の新型コロナウイルスの重症患者が今後2週間で急増するとの見通しを示した。写真は北京で昨年1月撮影(2022年 ロイター/Tingshu Wang)

[北京 21日 ロイター] - 中国共産党系紙「環球時報」によると、呼吸器の有力専門家である北京大第1医院呼吸器科の王広発主任は、北京市内の新型コロナウイルスの重症患者が今後2週間で急増するとの見通しを示した。

王氏は「迅速に行動して、発熱外来診療所、緊急・重症治療体制を整える必要がある」と指摘。新型コロナの感染者は来年1月下旬にピークに達し、2月末か3月初めに正常化する可能性が高いと述べた。

中国国家衛生健康委員会が発表した20日の新型コロナによる死者はゼロ。前日は5人だった。重症者は53人増。前日は23人増だった。

同委員会は20日、新型コロナに感染して肺炎か呼吸器不全で亡くなった人のみを新型コロナの死者として算定していると説明。

ジョンズ・ホプキンス大学のベンジャミン・メイザー助教は、特にワクチン接種を受けた人は肺炎で亡くなるリスクが低下するため、多くの死者が新型コロナの死者に分類されないことになると指摘している。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米財務長官、債務上限で7月中旬までの対応要請 8月

ワールド

韓国与党、金前労働相を届け出 大統領選候補選び迷走

ワールド

新教皇、ローマ近郊聖堂と前教皇の墓を訪問 選出後初

ワールド

プーチン氏、ウクライナとの直接協議提案 15日にト
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノーパンツルックで美脚解放も「普段着」「手抜き」と酷評
  • 3
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦闘機を撃墜する「世界初」の映像をウクライナが公開
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    指に痛みが...皮膚を破って「異物」が出てきた様子を…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    「股間に顔」BLACKPINKリサ、ノーパンツルックで妖艶…
  • 10
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 3
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 4
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 5
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 6
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    SNSにはトップレス姿も...ヘイリー・ビーバー、ノー…
  • 9
    シャーロット王女とスペイン・レオノール王女は「どち…
  • 10
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中