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米、2.75億ドルのウクライナ軍事支援を承認 防空力強化

2022年12月10日(土)03時50分

バイデン米大統領は9日、ウクライナに対する2億7500万ドルの新たな軍事支援の実施を承認した。ドローン(無人機)による攻撃の防御など防空力の強化を支援する。(2022年 ロイター/Tom Brenner)

[9日 ロイター] - バイデン米大統領は9日、ウクライナに対する2億7500万ドルの新たな軍事支援の実施を承認した。ドローン(無人機)による攻撃の防御など防空力の強化を支援する。

ホワイトハウスの発表によると、新たな支援には米防衛大手ロッキード・マーチン製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」(HIMARS)用ロケット弾のほか、155ミリ砲弾8万発、ハンビー軍用車、発電機約150台なども含まれる。

ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は記者団に対し、支援品はウクライナに向けてすでに輸送されていると述べたが、ウクライナにとって新しい能力と見なされる「対空防衛能力」と「対無人航空機システム装置」の詳細については明らかにしなかった。

今回の支援は、緊急事態に対応するために議会の承認なしに大統領が備蓄されている防衛用品などを迅速に移転できる権限(PDA)を利用したもので、ウクライナに対する同権限の利用は今回で27回目。2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始以降、米国はウクライナに対し約193億ドルの安全保障支援を提供している。

ロイター
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