ニュース速報

ワールド

マレーシア新首相にアンワル氏、進歩的な野党連合指導者 課題山積

2022年11月24日(木)16時44分

 11月24日、マレーシアのアブドラ国王は、元副首相の野党連合指導者アンワル・イブラヒム氏(75)を首相に任命した。写真はクアラルンプールで22日撮影(2022年 ロイター/Hasnoor Hussain)

[クアラルンプール 24日 ロイター] - マレーシアのアブドラ国王は24日、元副首相の野党連合指導者アンワル・イブラヒム氏(75)を首相に任命した。現地時間午後5時(日本時間午後6時)に就任宣誓する。単独で過半数を得た政党連合がなかった選挙後の政治危機は5日目で終息する。

この30年でマハティール元首相の弟子、同性愛の罪で有罪判決を受けた受刑者、野党指導者を経たアンワル氏はついに首相に就く。1990年代には副首相、2018年には正式な首相候補と、長年にわたって首相ポストに近づいていた経緯がある。

アンワル氏が率いるのは進歩的な傾向を持つ多民族の政党連合「希望連盟(PH)」。19日投開票の下院総選挙(定数222人)では82議席と最多議席を獲得した。

30議席にとどまった現在の与党連合「国民戦線(BN)」は24日、イスラム保守派を含む「国民連盟(PN)」(73議席を獲得)率いるムヒディン氏の政権を支持しないと表明。一方で、アンワル氏には言及しなかった。

アンワル新首相は、インフレ高進と成長鈍化に対処し、民族間の緊張を和らげる必要がある。最も喫緊の課題はまだ成立していない来年の予算だ。また、議会で多数派の支持を得るため、他政党連合の議員と合意事項を交渉しなければならない。

*カテゴリーを追加して再送します。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米国株式市場=まちまち、ホルムズ海峡期限控え交渉動

ワールド

USMCA再交渉、7月1日の期限後も継続の可能性=

ビジネス

世銀総裁、中東戦争の経済的な影響を警告 成長鈍化と

ビジネス

NY外為市場=ドル安定的、米・イラン交渉期限控え 
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライナ軍司令官 ロシア軍「⁠春の​攻勢」は継続
  • 3
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命防衛隊と消耗戦に
  • 4
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 5
    「王はいらない」800万人デモ トランプ政権への怒り…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    【後編】BTS再始動、3年9カ月の沈黙を経て──変わる音…
  • 8
    5日間の寝たきりで髪が...ICUに入院した女性を襲っ…
  • 9
    人口減の自治体を救う「小さな浄水場」──誰もが常に…
  • 10
    「人間の本性」を見た裁判官が語った、自らの「毒親…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 6
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 7
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 8
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 9
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 10
    米軍が兵器を太平洋から中東に大移動、対中抑止に空白
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 7
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中