ニュース速報

ワールド

北朝鮮が連日の弾道ミサイル、東岸沖へ2発 米副大統領の訪韓中

2022年09月30日(金)03時03分

ハリス米副大統領が訪韓する中、北朝鮮は29日、弾道ミサイルを発射した。資料写真、北朝鮮の国旗、2021年3月、マレーシアで撮影(2022年 ロイター/Lim Huey Teng)

[ソウル/東京/ワシントン 29日 ロイター] - ハリス米副大統領が訪韓した29日、北朝鮮は前日に続き弾道ミサイルを2発発射した。日本の浜田靖一防衛相は、挑発をエスカレートさせていると北朝鮮を非難した。

日本の防衛省によると、北朝鮮は1発目を午後8時47分ごろ、2発目を午後8時53分ごろ、西岸付近から東方向へ発射した。いずれも最高高度約50キロ、飛行距離約300キロで、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したもようだという。

浜田防衛相は記者団に対し、「これだけ緊密に何発も打つことは例がない」とした上で、「地域と国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない」と語った。北京の大使館ルートを通じ北朝鮮に抗議し、強く非難したことを明らかにした。

ミサイルの種類については、変則軌道だったかどうかも含め分析中とした。

ハリス副大統領は29日に訪韓し、南北の軍事境界線(DMZ)を視察。北朝鮮を強く非難し、「残忍な独裁政権」で違法な武器開発計画が行われているなどと語った。米韓は26日から合同軍事演習を実施している。

米国務省も29日、北朝鮮の行動を非難。パテル副報道官は、北朝鮮による連日のミサイル発射は国連安保理決議に対する明確な違反で、地域および国際社会に脅威を及ぼしているという認識を示した。

北朝鮮が弾道ミサイルを発射するのは2日連続。28日も短距離弾を2発試射した。日本の防衛省は、2発とも変則軌道だった可能性があると分析している。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は続伸、米FOMC控え様子見姿勢も

ビジネス

アングル:ワーナー買収合戦、トランプ一族の利益相反

ワールド

米国と新安全保障戦略で決裂する必要ない=独情報機関

ビジネス

パラマウント、ワーナーに敵対的買収提案 1株当たり
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    米、ウクライナ支援から「撤退の可能性」──トランプ…
  • 10
    「1匹いたら数千匹近くに...」飲もうとしたコップの…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 10
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中