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英当局、今冬のコロナとインフル「ツインデミック」警告

2022年09月28日(水)11時57分

英保健当局は28日、今冬はインフルエンザの増加と新型コロナウイルスの再流行により、国民保健サービス(NHS)が一段と逼迫する恐れがあると警告した。資料写真、2020年3月、ロンドンで撮影(2022年 ロイター/Henry Nicholls)

[ロンドン 28日 ロイター] - 英保健当局は28日、今冬はインフルエンザの増加と新型コロナウイルスの再流行により、国民保健サービス(NHS)が一段と逼迫する恐れがあると警告した。

コロナとインフルの感染が同時に流行するツインデミックに対する警告は2020年初めのコロナ禍開始当時から毎年冬に発信されているが、コロナ関連の接触制限でインフル感染が低水準に抑制されていた。

しかし、今年に入りコロナ関連規制が終了して社会交流がほぼコロナ禍前の水準に戻る一方で、インフルに対する免疫は低下しているという。

英保健安全保障庁(UKHSA)は、リスクを考慮すれば、対象者はコロナとインフルのワクチンを接種することが重要と指摘。UKHSAのスーザン・ホプキンス主任医療顧問は、「インフルエンザの広範な流行、過去3回の冬季における感染者減少を受けたインフルへの自然免疫低下、および新型コロナ流行の拡大が起きる危険性が強く示唆されている」と述べた。

新型コロナ感染者は今夏の減少後、感染者と入院者が増加し始めている兆候が見られるという。ホプキンス氏は、現在拡散している多数の変異株が免疫反応をある程度回避する恐れがあるとも述べた。

ロイター
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