ニュース速報

ワールド

インドネシア中銀、18年以来の利上げ インフレリスクに先手

2022年08月23日(火)17時51分

 8月23日、インドネシア中央銀行は、政策金利の7日物リバースレポ金利を予想に反し25ベーシスポイント(bp)引き上げ3.75%とした。写真は同行のロゴ。2017年1月、ジャカルタで撮影(2022年 ロイター/Fatima El-Kareem)

[ジャカルタ 23日 ロイター] - インドネシア中央銀行は23日、政策金利の7日物リバースレポ金利を予想に反し25ベーシスポイント(bp)引き上げ3.75%とした。

利上げは2018年11月以来。インフレに対応するため、金融引き締めを強化する。

ロイター調査では27人中16人が据え置き、11人が25bpの利上げを予想していた。

翌日物預金ファシリティー金利と貸出ファシリティー金利も25bp引き上げ、それぞれ3.00%、4.50%とした。

中銀のペリー・ワルジヨ総裁はオンライン会見で、今回の利上げについて、コアインフレの上昇リスクに先手を打つとともに、ルピアの安定を強化することが狙いだと説明。

インドネシア政府は補助金付き燃料の値上げを検討しており、踏み切ればインフレ圧力が強まるとみられている。

7月のインフレ率は4.94%と7年ぶりの高水準。中銀目標の2─4%を上回っている。

DBS銀行のシニアエコノミストは、今回の利上げについて、燃料値上げの可能性に備えるとともに、インフレ期待を安定させることが目的だと指摘。年内に少なくとも50bpの追加利上げがあるとの見方を示した。エネルギー補助金が削減されれば、さらに大幅な利上げを実施するリスクがあるという。

中銀は新型コロナウイルスの流行を受けて計150bpの利下げと資金供給を実施していたが、今年に入り流動性の引き締めを開始した。

第2・四半期の経済成長率は好調な輸出や消費の回復を背景に5.4%に加速した。移動規制の緩和が支援要因となっている。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

中国こそが「真の脅威」、台湾が中国外相のミュンヘン

ワールド

米中「デカップリング論」に警鐘、中国外相がミュンヘ

ビジネス

ウォルマート決算や経済指標に注目、「AIの負の影響

ワールド

ドバイ港湾DPワールドのトップ辞任、「エプスタイン
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活動する動画に世界中のネット民から賞賛の声
  • 2
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 3
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワートレーニング」が失速する理由
  • 4
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 5
    それで街を歩いて大丈夫? 米モデル、「目のやり場に…
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    世界市場3.8兆円、日本アニメは転換点へ――成長を支え…
  • 8
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 9
    フロリダのディズニーを敬遠する動きが拡大、なぜ? …
  • 10
    反ワクチン政策が人命を奪い始めた
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 3
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 4
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 5
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
  • 6
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 7
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 10
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中