ニュース速報

ワールド

独首相が来週カナダ訪問 水素供給網構築や天然ガス輸入協議で

2022年08月19日(金)14時15分

複数のドイツ政府高官は18日、ショルツ首相(写真)の来週22─23日のカナダ訪問日程を明らかにした。ハベック経済相や経済界代表団も同行する。ポツダムで12日撮影(2022年 ロイター/Lisi Niesner)

[ベルリン 18日 ロイター] - 複数のドイツ政府高官は18日、ショルツ首相の来週22─23日のカナダ訪問日程を明らかにした。ハベック経済相や経済界代表団も同行する。ロシアへのエネルギー依存から脱却するため、カナダからの水素供給網の構築のほか、カナダ産天然ガスの輸入も目指す。ウクライナ情勢も議題にする。ショルツ氏のカナダ公式訪問は首相就任以来、初めて。

ドイツの首相がカナダだけ訪問して帰国するのも珍しく、カナダをいかに重視しているかの表れとしている。

ショルツ氏は21日夜にモントリオールに向けて出発。22日はエネルギー部門の協力に向けた協議に当てる。人工知能(AI)とアルゴリズムの研究所も訪問。カナダの年金基金の代表らとも面会し、ドイツの再生エネルギー移行に向けた投資誘致を協議する。

23日にはトロントでの2カ国経済協力会議で講演。会議はエネルギー安全保障や将来技術や自動化がテーマという。ショルツ氏はその後、カナダ東海岸のニューファンドランド島にある小さな町、スティーブンビルに移動し、トルドー首相との水素協定調印式に出席する。スティーブンビルは風力を利用した輸出用燃料の製造施設を建設する計画がある町。

財界同行団にはエネルギーや環境や自動車、化学や運輸や鉱業分野の経営幹部が参加する。ある消息筋は、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のヘルベルト・ディース最高経営責任者(CEO)も同行すると明らかにした。

ただ、政府高官らはこうした努力は長期的な解決策にはなるが、実際のエネルギーインフラの建設や設置には時間がかかるため、今度の冬やその次の冬の天然ガス不足などの懸念はなお続くとしている。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

サウジアラムコ、4月もアジア向け原油供給削減 2カ

ワールド

IEA、必要なら石油備蓄追加放出へ 各国政府と協議

ワールド

ブラジルのドゥリガン新財務相、前任者の政策継続へ 

ビジネス

ブラックストーンの主力プライベートクレジット・ファ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    「カメラの目の前」で起きた爆発の瞬間...取材中の記者に、イスラエル機がミサイル発射(レバノン)
  • 3
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 4
    スウェーデン次期女王ヴィクトリア皇太子、陸軍訓練…
  • 5
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    「胸元を強調しすぎ...」 米セレブ、「目のやり場に…
  • 8
    人気セレブの「問題ビデオ」拡散を受け、出演する米…
  • 9
    「筋力の正体」は筋肉ではない...ストロングマンが語…
  • 10
    BTSカムバック公演で光化門に26万人、ソウル中心部の…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 9
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 10
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 8
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中