ニュース速報

ワールド

サハリン2新会社、現時点で契約困難になる条件聞いていない=経産相

2022年08月17日(水)17時56分

  8月17日、西村康稔経産相は省内で記者団に対し、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」について「現時点で何か契約締結を困難にさせるような新たな条件が提示されたとは聞いていない」と述べた。写真はサハリン2のプラントで2006年10月撮影(2022年 ロイター/Sergei Karpukhin)

[東京 17日 ロイター] - 西村康稔経産相は17日、省内で記者団に対し、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」について「現時点で何か契約締結を困難にさせるような新たな条件が提示されたとは聞いていない」と述べた。

事業を引き継ぐ新たな会社への参画については、9月4日までに、従来の運営主体であるサハリンエナジーに出資している三菱商事と三井物産が回答することになっている。

西村経産相は三菱商事の中西勝也社長と会ったことを明らかにし「新たに設立されるロシア法人への参画同意について前向きにご検討いただきたい旨をお伝えした」と述べた。具体的なやり取りは差し控えるとしたうえで「日本の権益を守り、LNG(液化天然ガス)の安定供給が図られるように、官民で一体となって対応したい。三菱商事側は要請を受け止めてくれていると思う」と話した。

萩生田光一前経産相は三井物産の堀健一社長と会い、今回と同様に、新会社への参画を前向きに検討するよう要請している。

西村経産相は「民間同士の契約とはいえ不安があると思う。官民一体となって権益をしっかりと守っていけるように政府としてはできることはしっかりと応援したい」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

タリバンは停戦維持のため武装勢力抑制すべき=パキス

ワールド

トルコ中銀、外国投資家との会合で利下げ幅縮小示唆 

ワールド

イラン、IAEAとの協力協定無効と表明 査察不可能

ビジネス

米ISS、コアウィーブによる90億ドル規模の買収計
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    TWICEがデビュー10周年 新作で再認識する揺るぎない…
  • 7
    米軍、B-1B爆撃機4機を日本に展開──中国・ロシア・北…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 9
    若者は「プーチンの死」を願う?...「白鳥よ踊れ」ロ…
  • 10
    【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」…
  • 1
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 2
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 3
    まるで『トップガン』...わずか10mの至近戦、東シナ海で「中国J-16」 vs 「ステルス機」
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    フィリピンで相次ぐ大地震...日本ではあまり報道され…
  • 6
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 7
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 10
    「心の知能指数(EQ)」とは何か...「EQが高い人」に…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 3
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 4
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本人が唯一「受賞していない」ノーベル…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中