ニュース速報

ワールド

バイデン氏、中絶の権利法制化呼びかけ 上院規則改定を提案

2022年07月01日(金)11時46分

バイデン米大統領は30日、連邦最高裁が先週に人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めないという判断を示したことを受け、米50全州で中絶の権利を法制化する必要があると言明した。マドリードで撮影(2022年 ロイター/Jonathan Ernst)

[マドリード/ワシントン 30日 ロイター] - バイデン米大統領は30日、連邦最高裁が先週に人工妊娠中絶を憲法上の権利と認めないという判断を示したことを受け、米50全州で中絶の権利を法制化する必要があると訴えた。北大西洋条約機構(NATO)首脳会議閉幕後の記者会見で語った。

バイデン大統領はさらに、中絶の権利を守るために議会上院のフィリバスター(議事妨害)規則を例外的に変更する案も示した。

「フィリバスターが可決を阻むならば、例外を設けるべきだ」と述べた。

また、7月1日に各州の知事と会合を持つ計画も明らかにした。

ただ、過去にフィリバスター規則の変更に反対した民主党のジョー・マンチン議員とキルステン・シネマ議員は反対の立場を変えていないことが側近などの話で分かった。両氏が賛成しなければフィリバスター規則を変更して連邦レベルで中絶の権利を保障することは難しいとみられる。

上院(定数100)で5月に中絶の権利を保障する法案に関する手続きが行われた際も、マンチン氏と共和党議員50人全員が反対に回ったため否決された。

最高裁は24日、人工妊娠中絶を憲法上の権利と認める1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆す判断を下した。これによって、少なくとも26州が中絶の禁止に動くとみられている。

最高裁の判断への政権の対応を巡り、与党民主党内からも批判の声が強まっており、米政権筋は「行動し、一段の措置を講じるよう圧力が高まっている」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ミシガン大消費者信頼感3月確報、53.3に低下 

ワールド

スペースX上場巡り話題沸騰、銘柄コードが賭け対象に

ビジネス

ECBの拙速利上げに慎重、インフレ定着の見極めを=

ワールド

米国務長官、地上部隊使わず対イラン目標達成へ 「数
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊張緩和の兆しか
  • 3
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思われるドローンの攻撃を受け大炎上
  • 4
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 5
    ウィリアム皇太子が軍服姿で部隊訪問...「前線任務」…
  • 6
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRAN…
  • 7
    日本経済にとって、円高/円安はどちらが「お得」な…
  • 8
    ニュースでよく聞く「東京外国為替市場」は、実際は…
  • 9
    親の遺産はもう当てにできない? ベビーブーム世代…
  • 10
    アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 3
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中