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北朝鮮、21年は核兵器に6.4億ドル支出 ICAN推計

2022年06月15日(水)12時23分

 非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は、核兵器を保有する9カ国の核兵器関連支出に関する報告書を発表し、北朝鮮の昨年の支出が6億4200万ドルに上ったと推計した。写真は北朝鮮の国旗。クアラルンプールの北朝鮮大使館で2017年3月撮影(2022年 ロイター/Edgar Su)

[ソウル 15日 ロイター] - 非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)は、核兵器を保有する9カ国の核兵器関連支出に関する報告書を発表し、北朝鮮の昨年の支出が6億4200万ドルに上ったと推計した。

北朝鮮の関連支出や核保有規模に関して確認が取れたデータはないが、2006年以降に少なくとも6回の核実験を行っており、現在は17年以来初となる核実験の準備を進めているもようだ。

ICANの推計は、北朝鮮が引き続き国民総所得(GNI)の約3分の1を軍事費に振り向け、軍事費の約6%を核兵器に費やしているという前提を置いている。

北朝鮮の支出は核兵器を保有する9カ国の中で最も少なく、下から2番目のパキスタンの半分しかない。

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は今週公表した報告書で、北朝鮮の核弾頭数を最大20個と推計。「北朝鮮の軍用核開発は引き続き国家安全保障戦略の中心を成している」とした。

ロイター
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