ニュース速報

ワールド

日越、経済・安保関係強化で合意 ウクライナ戦争終結も呼びかけ

2022年05月02日(月)07時56分

 ベトナム訪問中の岸田文雄首相(左)は5月1日、日本とベトナムが経済と安全保障面の関係強化で合意した表明した。また、ウクライナ戦争の終結も呼びかけた。2021年11月、都内で代表撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai)

[ハノイ 1日 ロイター] - ベトナム訪問中の岸田文雄首相は1日、日本とベトナムが経済と安全保障面の関係強化で合意した表明した。また、ウクライナ戦争の終結も呼びかけた。

ハノイでベトナムのファム・ミン・チン首相と会談した後、記者団に対し、新型コロナウイルスの影響を受けた両国経済を明確な回復軌道に乗せるため2国間関係を強化する、と述べた。

チン氏は、両国が「相互の利益に従い、パンデミック(世界的大流行)後の貿易面での協力強化、サプライチェーン(供給網)とエネルギー転換の強化で合意した」と述べた。

日本はベトナムにとって最大の政府開発援助提供国であり、3番目に大きな海外直接投資実施国。ベトナムの税関データによると、昨年の2国間貿易は8.4%増の429億ドルだった。

岸田、チン両氏は、ロシアのウクライナ侵攻に対する地域的な対応、および南シナ海の紛争についても協議。岸田氏はウクライナ危機について、われわれは力による現状変更は認められないということで合意した、と説明。われわれは戦争を直ちに終わらせる必要性で合意した、とも述べた。

また、南シナ海での力による現状変更の試みに強く反対することでも一致したという。

チン氏は、ベトナムが国際機関を通じてウクライナへの人道支援のために50万ドルを寄付すると表明した。

同氏は、ベトナムが9月に日本へリュウガンの輸出を、その後グレープフルーツ、アボカド、ランブータンといった他の農産物の輸出をそれぞれ開始する見通しだとした一方、日本のブドウに自国市場を開放すると述べた。

岸田氏は、2050年までにカーボンニュートラルな社会を目指すベトナムにおいて、日本がバイオマス、水素、アンモニアといったエネルギー源への転換を支援すると表明した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは156円前半へ小幅高、衆院選後見越

ビジネス

アングル:金反騰でも株式市場にくすぶる警戒、25日

ビジネス

三菱重の通期純利益、一転過去最高に ガスタービン需

ワールド

米、ベネズエラ原油の初回売却分全額引き渡し 5億ド
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗り物から「勝手に退出」する客の映像にSNS批判殺到
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    地球の近くで「第2の地球」が発見されたかも! その…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 9
    最長45日も潜伏か...世界が警戒する「ニパウイルス」…
  • 10
    ICE射殺事件で見えたトランプ政権の「ほころび」――ア…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 8
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 9
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 10
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中