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コロナワクチンの保護効果、6カ月以内に弱まり始める=英研究

2021年08月25日(水)17時41分

 8月25日、米ファイザー/独ビオンテックおよび英オックスフォード大学/英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの2回接種による保護効果は6カ月以内に弱まり始める──。英国の研究者らがこうしたデータ分析結果を示した。写真はロンドンでワクチン接種の列に並ぶ人たち。8月1日撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)

[ロンドン 25日 ロイター] - 米ファイザー/独ビオンテックおよび英オックスフォード大学/英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの2回接種による保護効果は6カ月以内に弱まり始める──。英国の研究者らがこうしたデータ分析結果を示した。

英ZOE COVIDの研究で集められたデータを分析したところ、ファイザーワクチンの2回目接種から5─6カ月後に予防効果は88%から74%に低下した。

アストラゼネカのワクチンについては効果は4─5カ月後に77%から67%に低下した。

研究は120万件以上の検査結果データを基にしている。

従来のデータ分析ではワクチンの保護効果は少なくとも6カ月間続くことを示唆していた。

ZOE COVID研究のプリンシパルインベスティゲーター、ティム・スペクター氏は、最悪シナリオでは冬までに高齢者と医療従事者の保護効果が50%を下回る可能性があると指摘。BBCテレビに対し、何らかの行動が必要との認識を示した。

英国は年内にワクチンの追加接種(ブースター接種)キャンペーンを開始する計画を練り始めている。

ロイター
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