ニュース速報

ワールド

インドのコロナ感染者、週平均40万人迫る ガンジス川に遺体漂流

2021年05月11日(火)23時51分

 インドの新型コロナウイルス新規感染者数の7日間平均が39万0995人となり、過去最多を更新した。写真は5日、仮設の治療施設となっているシーク教寺院。ニューデリーで撮影(2021年 ロイター/Adnan Abidi)

[ベンガルール 11日 ロイター] - インドの新型コロナウイルス新規感染者数の7日間平均が39万0995人となり、過去最多を更新するとともに40万人に迫った。世界保健機関(WHO)がインドで最初に発見された変異株に対する警告を発するなど、危機が鎮静化する兆しはみられない。

保健省によると、インドの1日あたりの新規感染者数は32万9942人、死者数は3876人だった。累計感染者数は2299万人、死者数は24万9992人に達した。

ロイターの集計によると、インドの1日あたり死者数は世界最多となり、世界で報告される死者数の3人に1人を占めている。

WHOは10日、昨年インドで最初に特定された新型コロナウイルス変異株「B1617」を世界的に懸念され追跡調査と分析の強化が必要な変異株に指定したと発表した。

こうした中、インドでは、死者の急増で遺体の処理が追い付かず、多数の遺体がガンジス川に流される状態となっており、当局は11日、2つの州でガンジス川を漂流していた遺体を調査していると明らかにした。

ある地元住民は「火葬用の木材が不足しているため、人々は火葬ではなく聖なるガンジス川に遺体を沈めている」と話した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

原油価格下落、世界的な株安が圧迫

ビジネス

EXCLUSIVE-日産、ネクスペリア問題で国内工

ワールド

ブラジル大統領「気候変動対策は寄付より投資」、基金

ビジネス

マネタリーベース10月は7.8%減、18年ぶり減少
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    「あなたが着ている制服を...」 乗客が客室乗務員に「非常識すぎる」要求...CAが取った行動が話題に
  • 4
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 5
    これをすれば「安定した子供」に育つ?...児童心理学…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「白人に見えない」と言われ続けた白人女性...外見と…
  • 9
    高市首相に注がれる冷たい視線...昔ながらのタカ派で…
  • 10
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読み方は?
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    【ウクライナ】要衝ポクロウシクの攻防戦が最終局面…
  • 6
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 7
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 8
    女性の後を毎晩つけてくるストーカー...1週間後、雨…
  • 9
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 10
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中