ニュース速報

ワールド

中国専門家「データは共有した」 WHOのコロナ起源調査

2021年03月31日(水)19時57分

新型コロナウイルスの起源を巡る世界保健機関(WHO)と中国の共同調査で共同責任者を務めた中国の医療専門家、梁万年氏は31日の記者会見で、中国がWHOの国際調査団とデータを共有しなかった事実はないと主張した。(2021年 ロイター/Thomas Suen)

[北京 31日 ロイター] - 新型コロナウイルスの起源を巡る世界保健機関(WHO)と中国の共同調査で共同責任者を務めた中国の医療専門家、梁万年氏は31日、中国がWHOの国際調査団とデータを共有しなかった事実はないと主張した。

WHOは30日、国際調査団が中国湖北省武漢で行った新型コロナの起源を探る調査報告書を公表。テドロス事務局長は生データの提供が十分でなかったとし、一段の調査が必要との認識を示した。

梁万年氏は、これについて記者団に、調査期間を通じて、双方が同じデータにアクセスできたと主張。アクセスが不足したとの主張は正確ではないと述べた。

同氏は「もちろん、一部のデータは、中国の法律の下で持ち出しや撮影が禁止されているが、武漢で共同で分析した際は、全員がデータベースと素材を利用できた。すべてが共同で行われた」と述べた。

国際調査団が完全なデータセットとサンプルにアクセスできなかったとの批判については、どのような専門家も完璧な情報を入手することはできないと反論した。

また、報告書の公表が遅れたとの指摘については、双方が「すべての文章、すべての結論、すべてのデータ」を検証した上で公表する必要があったと主張。

「われわれは常に一貫して『質を優先』する原則を掲げている」と述べた。

同氏は中国国家衛生健康委員会の専門家チーム長を務めている。

同氏は、今後も新型コロナの起源に関する調査を継続するが、共同調査で中国側の役割は果たしたため、今後は他国に関心を向ける必要があると主張。

新型コロナの起源を一夜にして解明することはできないとも述べ、「長期間感染が続いているが、起源が分からない病気はたくさんある。まだ多くの時間が必要だ」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

台湾、中国軍機の大量飛来再開を確認 2週間ぶり

ワールド

米中閣僚、農産物・貿易管理など協議 「率直かつ建設

ワールド

米ロ・ウクライナ3者協議、中東情勢で開催めど立たず

ワールド

インドのタンカー、無人機攻撃を受けたUAEフジャイ
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目のやり場に困る」衣装...「これはオシャレなの?」
  • 3
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングアップは「2セット」でいいのか?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    機内で「人生最悪」の経験をした女性客...後ろの客の…
  • 6
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 7
    ぜんぜん身体を隠せてない! 米セレブ、「細いロープ…
  • 8
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 9
    有人機の「盾」となる使い捨て無人機...空の戦いに革…
  • 10
    50代から急増!? 「老け込む人」に共通する体の異変【…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中