ニュース速報

ワールド

バイデン氏、タンデン行政管理予算局長の指名撤回

2021年03月03日(水)13時03分

バイデン米政権は2日、ニーラ・タンデン氏の行政管理予算局(OMB)局長への指名を撤回した。同氏が過去に投稿した議員らに対する辛辣な内容のツイートを巡り、人事案に強い反対があったことを受けた。写真は今年2月9日、米議会上院公聴会で発言するタンデン氏。(2021年 ロイター/代表撮影)

[ワシントン 2日 ロイター] - バイデン米政権は2日、ニーラ・タンデン氏の行政管理予算局(OMB)局長への指名を撤回した。同氏が過去に投稿した議員らに辛辣な内容のツイートを巡り、人事案に強い反対があったことを受けた。

バイデン氏は声明でタンデン氏の「指名辞退の要請を受け入れた」と表明した。ただ、政権内で何らかの役割を与える考えも示した。

ホワイトハウスはタンデン氏がバイデン大統領に送った書簡を公表。同氏は「指名承認の道筋が存在しないのは明白なようで、私の指名検討が長引き、大統領の他の優先事項の妨げになることは望んでいない」と記した。

米議会の黒人議員連盟は代替候補として、バイデン氏がOMBのナンバー2に指名したシャランダ・ヤング氏を支持する立場を表明している。ヤング氏は元下院スタッフで、OMB局長に就任すればバイデン政権で2人目の黒人女性閣僚となる。

このほか、ジーン・スパーリング元国家経済会議(NEC)委員長や、ヒラリー・クリントン氏の側近だったアン・オリアリー氏も候補として考えられる。バイデン氏の政権移行チームは政権ポストを巡る議論でスパーリング、オリアリー両氏に言及していた。

*代替候補に関する情報を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は3日続落、リスクオフで1620円安 今年

ワールド

訪日客17%増の389万人、10月の最多を大幅更新

ビジネス

クレディ・アグリコル、28年の純利益目標設定 市場

ワールド

中国の世界的な融資活動、最大の受け手は米国=米大学
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 3
    悪化する日中関係 悪いのは高市首相か、それとも中国か
  • 4
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    山本由伸が変えた「常識」──メジャーを揺るがせた235…
  • 9
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 10
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 5
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 6
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 7
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 8
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 9
    「中国人が10軒前後の豪邸所有」...理想の高級住宅地…
  • 10
    ヒトの脳に似た構造を持つ「全身が脳」の海洋生物...…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 5
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中